回線遅延シミュレータ:EthdelayPro:新ファーム公開・・・間近!
当社の回線遅延シミュレータEthdelayシリーズは、技術系のマニアックな製品にもかかわらず、継続的にお問い合わせをいただき、自分でいうのもなんなのですが、「意外と」売れている製品です。
Ethdelayシリーズには、コンパクトでお手軽な「Ethdelay」と、ハイスペックな「EthdelayPro」があり、値段も性能もかなり違うのですが、実はこれまで、機能としては同等だったのでした。しかし、EthdelayProはまだまだハードとしては余裕もありますし、何よりネットワークポートがたっぷり余っているので、なにか付加機能を付けたい、という思いは以前からあり、私は個人的に、負荷テスト関連が好きなので、「付加機能」として、「負荷機能」を付けたい、ということで、だいぶ前に作りました。が、製品としてどうまとめるか、特にユーザインターフェースをどうするか、などですっきり決まらず、だいぶ長い時間かかりましたが、ようやく付加機能として負荷機能を付けました!
本当はとっくに最新ファームを公開している予定だったのですが、やってみるといろいろと細かい問題が発生し、今日こそ、と思ったら、最後の最後でOSに依存する深い問題を見つけ、あれこれ対応しているうちにこんな時間になってしまいました。
まだ公開できていないのですが、短気な私は「リークして公開する!」と、ブロガーミーティング直前にブログに書いているところです。
これが新機能の計測機能です。単独でネットワーク機器のスループットを測定することもできますし、EthdelayProの回線シミュレータを計測することもできます。自分で自分をいじめることができるのです。これにより、EthdelayProでどんな設定にすると、どんな動きになるのかを、すぐに確認できるようになります。上のグラフのような芸術的なグラフを生成する設定を試行錯誤するという楽しみも味わえます(!?)。
開発中は、こんな感じで内蔵をむき出しにした状態で、HDDでブートしたり、CFでブートしたりして試行錯誤します。机の上がひどい状態なのは、本当は一度試しておしまいのはずだったのが、結局何度も実験しているのでこんな状態なのでした。。ご覧のように、6個あるネットワークポートの内、5個使うようになりました。でもまだ1個余っているので、さらに機能追加する余地が残っています・・・。
ということで、EthdelayProをすでにお使いの方は、初年度無償保証期間中、あるいは有償サポート期間中であれば、この新バージョンにアップデートできますし、今後出荷のEthdelayProは最新版が入った状態で出荷されます。
最新ファームの公開まで、もう少々お待ちください。マニュアルも大体できましたし、最終確認を終えれば公開となる予定です。最新ファームはサポートサイトで公開されます。お楽しみに!
ついでに、普段、EthdelayProはハードの納期が長いため、タイミングが悪いと納期が非常に長かったのですが、先日ある程度在庫をまとめて確保しました。しばらく即納できますので!