アコギとエフェクターの研究?
昨晩の「荻窪の中村さん」のギターの音色が頭に焼き付いていて、あらためて自分でもエフェクターの研究をしてみました。。
中村さんのギター奏法は、ギターのボディや弦を叩くことを交えながら演奏するのですが、その切れの良い演奏を引き立てていたのが、リバーブでした。アコースティック・ギターはエレキギターよりサスティンが伸びないので、リバーブがシャキーンと決まるのです。
私は昔、エフェクターを買い始めた頃(高校生)から、響く音が好きで、最初に買ったエフェクターはコンプレッサーだったのですが、それは単純に「サスティンが伸びる」という説明を見たからでした。実際は「響く」のではなく、単に圧縮効果でアタックに対して残響音を持ち上げるという動きなので、買ってからがっかりしたのですが。。響くエフェクターには、ディレイとリバーブがあり、ディレイはエコーとも呼ばれ、こだまのように繰り返す効果で、リバーブは風呂場で響く感じです。ディレイはアナログでもそれなりに良い感じにできていて、デジタルディレイも、大学時代には何とか手が届く値段だったのですが、リバーブはとても高く、スプリングリバーブで何とかごまかしたりしてましたが、安いスプリングリバーブは響きが汚く、リバーブはずっとあこがれのエフェクターだったのでした。
ちょっと脱線しましたが、そんな感じで、デジタルリバーブを手に入れた後は、ひたすら響く音ばかり使っていたら、知人から「響かせるのは、下手なのをごまかしたいからだろ」って感じに言われたかなにかで、その後、やっぱり必要最低限にしか使わないように考えたりしてました。
でも、アコギのソロでリバーブを使うのは、実に格好良かったので、研究してみたというわけです。
アコギ用には、YAMAHAのMagicStompのファームを入れ替えてAC-Stompにしたものを使っているので、そのプリセットサンプルをそのままいろいろ切り替えて鳴らしてみました。歌の伴奏などには響きすぎて使えなそうな設定が、意外と幻想的で良い感じで、いくつか使って何曲か弾いてみました。私のアコギはSuperAdamasで、普通のアコギとは少し違う(特に低音が)特徴的な音色なのですが、まあ、エフェクターでこれだけ響かせるとそんなに違いは感じないかも知れません。いつものごとく、ろくに準備もせずに突然録音したので、演奏も画像もいまいちですが、ギターとエフェクターの音色をお楽しみください(?)。
アコギでアドリブ
アコギで禁じられた遊び
アコギで星に願いを
アコギでスターダスト:
まあ、昔から弾いていたものを、そのままエフェクターのセッティングを変えて弾いただけなのですが・・・。シャキーンという音を目指しすぎて、ちょっといくらなんでもアコギのイコライザーでハイを持ち上げすぎたかも知れません。。残念ながら荻窪の中村さんのようにパーカッシブなギターは弾けませんので、結局ふんわりした演奏ですが、これだけ響かせると自分で気持ちいいです。が、ミスも響くので目立ちますね・・・。
ricolaの歌声もそうでしたが、やっぱり単なる録音って気持ちが乗らない時が多いもので、聴いてくれる人が目の前にいる状態で演奏するのが一番気合いが入って、よく歌う演奏になるものですね(演奏が下手な言い訳)。
====
エフェクターはAC-Stompではなく、正式には、MagicStomp Acousticでした。海外ではMagicStompのアコースティックギター用がそのような名前で販売されていて、他にベース用もあるようです。アコースティック用のファームをMagicStompに入れると、アコースティック版になるのです。本当はハードウェアもヘッドホン端子がついている点が異なるのですが。私はMagicStompを購入後すぐにファームを入れ替えてアコースティック版としてしか使ってません。