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プログラミングでメシが食えるか!?

目標とは?

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下期が始まりました。少し前から下期の目標設定を、ということで各事業部・各チームのリーダーに指示を出していましたが、目標は立てれば良いというものではありません。

目標を立てたら、それをどのように達成するか、戦略を練り、さらに具体的に何をしていくかという、戦術を決めていかなければ意味がありません。
たとえば、「下期荒利目標****万円」と目標を立てて、何もしないでたまたま達成したとしても、それは目標達成とは呼べないでしょう。

しかし、実際のところ、目標は立てられる(というより、ノルマとして与えられる?)としても、戦略や戦術を考えられないリーダーは多いのではないでしょうか。

戦略を立てるためには、自分のビジネスの状況を正しく把握しなければなりません。3Cとか5Forceとか4Pなどの分析手法に乗っ取って把握しても良いでしょうし、あるいは自分ならではの分析でも良いかも知れませんが、いずれにしてもまず自分を知る事が大切です。

その上で、目標に対する戦術や戦略を考えていきますが、これも一般的には基本となるような戦略がたくさんあります。そもそも戦略は「戦」や「戦争」で勝つために使われてきたものが、経営にも使えるということで、応用されてきました。ランチェスターの法則とか、兵法とかを経営戦略に応用するような文献はたくさんあります。

まあ、経営分野の専門でない私がこんなことを説明しても中途半端になるのでやめておきますが、いずれにしても、そういう基本をある程度知った上で、オリジナリティを出していかなければ、大抵は戦ってもあっさり負けてしまうことでしょう。
もちろん学者レベルまで知る必要はありませんが、大体こういうものだと言うことは知っているかどうかで、考える土台が変わってきます。

常々リーダー達には「経営や営業に関する本を読むように」言っているのですが、多くの場合、「いそがしいから」と読まないのです。知識を蓄えないままに闇雲に戦っても空振りしてしまうことが多く、それが忙しい原因かも知れないのに、いつまでもそこから抜け出せないことになってしまいます。

また、自分の知識だけでは勝てないと思ったら、詳しい人を見つけて相談すればよいのです。しかし、こちらもほとんどの人は「何を相談したらよいかわからない」状態ではないでしょうか。
物事を理解するためには、基本が必要です。相談するにもある程度は自分自身で勉強が必要です。そのような努力なく、楽に稼げるようなビジネスは今時まずありません。

MBAを目指す人たちが読むような難しい本を無理して読むことはないでしょう。眠くなるだけです。もっと初心者向けの本がたくさんあります。ブロガーの永井さんの著書も非常に読みやすくお薦めです。

また、歴史の本を読むととてもよい刺激を受けることでしょう。ちょうど今読んでいる三国志などはまさに戦略の戦いです。戦略だけでなく、仁義も学べることでしょう。

自分のビジネスが上手く行っていない場合、まず間違いなく、戦略を立てていないか、立てても間違えているからです。結果が出てから社会のせいにして愚痴を言っていてもなんの進歩もありません。まずは自分の分析からやり直してみましょう。

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