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プログラミングでメシが食えるか!?

IntraGuardian2納品訪問

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昨日、IntraGuardian2の納品に行ってきました。この製品はシンプルで簡単なので基本的に納品やセッティングの立ち会いにはまず行かずにお客さんに設定していただいていますが、今回は10年以上前に非常にたくさん仕事をいただき、その後細いお付き合いになっていたお客さんで、久しぶりに顔を合わせましょう、という意味もありました。実はラジコン仲間としても個人的にお付き合いしている関係でもあります。

そのお客さんの元社員だった人が、当社の企画担当として手伝ってもらっていますので、その人も一緒に訪問しました。かつての自分の勤務先に納品に行くというのもなかなか楽しそうだということで。

IntraGuardian2を知ったきっかけは、またまたこのブログだったそうで、私がラジコンの話題などを書いているのを読んでいたら、ついでに不正接続検知の製品があるということに気がつき、ちょうど社内で出入りの業者が許可なくPCをつないでいることなどが問題になっていて、対策製品を探していたそうで、安いし買ってみよう、と問い合わせをいただいたのでした。本当にブログは仕事に効果絶大です!

IntraGuaridan2の設置・設定自体はもちろんすんなりでき、様子を見てもらうと、「6万円くらいだから、駄目でも捨てればいいか、くらいの感じで買ってみたけど、これで十分だね。」という感じにお褒めをいただき、「実は出入りの業者に相談したらはるかに高い製品をいくつか紹介してもらったけど、IntraGuardian2を買えて良かったよ。」と他の製品の情報も見せていただきましたが、まあ、確かに桁が1桁違うものでした。
そのお客さんのところでは200台近く装置がつながっているのですが、1セグメントなのでIntraGuardian2なら1台、つまり59800円でOKなのです!一瞬で稼働中の170台以上のリストアップが出来、機能的にも満足いただけたようです。

その後、お客さんと近況の交換などの話に花が咲きました。昔は若手だった方も今では事業部長になられていたりして、お互い年を取ったねぇ、と歓談しました。昔一緒に議論を交わしながらシステムを作り上げた関係から、それぞれがビジネス上の立場が上がった状態で、また一緒に何かやりたいねぇ、という話になるのはいつものことで、同窓会と同じような感じですね。

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また、移動中には同行した企画担当の人と、事業のあり方や人の育ち方など、じっくりと意見交換ができました。「人はどういうきっかけでものの見方を変えられるのか?」という話題では、たとえば、若いうちは技術など自分の力に頼った戦略を考えるが、実は組織でどうするか、あるいは会社間の関係でどうするか、さらには市場・社会の中でどうするか、要するに顧客志向の考え方ができるようになるのはどういうタイミングなのか、ということなのですが、結局は、やっぱり自分自身がその立場を経験したタイミングではないか、という話になりました。

たとえば、あるメーカーでは、入社するとまず販売店で売り子を数年担当させられ、その後製造を担当し、それからようやく企画・開発を担当できるそうです。それは売る人・買う人の立場をしっかり経験し、作る人の立場を知り、その上でないと企画開発は考えられないということで、要するにプロダクトアウトの発想ではだめ、ということを成長過程で経験させながら頭に焼き付けさせているわけです。

社会経験の長い人が一般的に大局的な味方ができるのは、やっぱり様々な経験が背景にあるからで、逆に言えばいろいろな経験をせずに単に年を取っても駄目、とも言えます。

若手に顧客志向の考え方をさせるためには、言葉で指示するだけではなかなか難しく、やっぱり売る人・買う人の立場をできるだけリアルに経験させられるかどうかがポイントと言えるでしょう。やったこともないこと、つまり成功も失敗も経験していない状態で正解と言える戦略を立てられるわけはないわけです。

社外だとなかなかこういうじっくりした意見交換の機会は取れないもので、意外と出張などの移動中のコミュニケーションって価値があるものです。

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