NASを買い換え:バックアップは大切!
会社の共有データはディザスタ・リカバリの観点から遠隔地にミラーリングしているのですが、そちらのNASのHDDが結構頻繁に壊れるので、買い換えました。
もともと使っていたものが、テラバイト級のNASが出始めた頃に買ったものなので、まあ数年は使ったということになりますが、3.5"の250MBのHDDが4個入って1GBで、当時としては立派だと思ったのですが、今回買ったのは2.5"の500MBのHDDが2個入って1GB。容量は変わらないのに、サイズは1/10位になったのではないでしょうか。新しいのは0.5kg、古いのはおそらく5kg以上あるでしょう。まあ、今でも3.5"のNASは同じくらいの大きさですが、容量がもっと大きくなってますね。新しいのはファンレスで、省電力。音もほとんど聞こえません。
以前は2.5"のHDDはモバイル用で、性能も悪いし信頼性も低いとか言われていましたが、今ではラックマウントのサーバ機でも2.5"を使っているものがあるくらいで、モバイルPCの普及で生産量も増え、信頼性もかえって2.5"の方が高いという意見もあるようです。
2拠点間はYAMAHAのルータ経由でIPsecによるVPNでつながれていますが、フルバックアップは結構時間がかかります。1日では終わりません。NASのバックアップは一般的にrsyncが使われていますが、rsyncは割り込み発生などで異常終了することが多く、同期中に設定変更したりするとエラーになったりするので、本当は自作の同期プログラムを使いたいところですが、NASをハックしないとできないので諦めてます。本当は単純にLinuxが動いているので、いろいろやりたいのですが、買い換えるたびにハックするのは面倒ですので。。
以前はNASではなく、LinuxサーバにHDDをたくさん入れて使ってましたが、サーバ機も結構大きくてうるさいので、なかなかこれぞというものがありません。NASキットとかもありますが、OSまでいじらせてくれるものは玄人志向とかのマニア向けだけですね。そのあたりのはRAIDが使えなかったりと、難しいものです。
データは失ってはじめてその大切さを痛感するものです。自分のMacBookAirはTimeCapsuleで適当な間隔でバックアップしてます。昔はテープに、その後MOやCD-Rにバックアップしてきましたが、今ではHDDがあまりに大きくなりすぎて、バックアップもHDDに取るのが一般的になりました。ハードやOSなど環境は買えば何とかなりますが、自分のデータはバックアップしてなければ戻せません。バックアップのコストをケチると後で痛い目にあうので、十分気をつけなければなりませんね。