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プログラミングでメシが食えるか!?

ProDHCP運用開始

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今日はProDHCPの本番運用開始に立ち会ってきました。十分テストは行いましたし、問題はないはずと思いつつも、運用開始はやっぱり毎回冷や汗が出るものです。サーバ起動後、ネットワーク経路を切り替えると同時にDHCPのやりとりがどんどん流れ、ログに次々出力されるのを見て、一安心と共に、本当に問題はないかとログを真剣に追ってしまうのはやっぱり不安があるからですね。

お客さんは動いて当たり前と考えますが、実際に構築に関わっている方々や、私のように開発に関わっている立場としては、やっぱり何回やっても心配なものです。コンピューターシステムはあまりにも複雑であり、特にネットワーク関連は多くの機器が複雑に関与し、やっている側としては「良く上手く動いているものだな・・・」と思ってしまうことは多いものです。ハードウェアとOS・ソフトウェアが複雑に絡み合い、さらに複雑な仕様を実現するために、何もかもが複雑なのです。

テストも可能な限り実運用に近い状態を作り出して行いますが、完全に同じにはできないことがほとんどで、その微妙な違いが動きに影響を与えることも少なくありません。結局は本稼働した後にしばらく監視し、様子を見て安心するしかない、というケースがほとんどではないかと思います。

プログラマーとして少なくとも考えておく必要があるのは、きちんとプログラムを作ることはもちろんですが、何かあったときに素早く解析できるようにログなどを整備し、修正を迅速に行えるようにしておくことです。修正を迅速に行うためには、プログラムの構造が綺麗でなければなりません。一カ所直した際に全体をテストし直さないと不安というようなプログラムでは、怖くて直せません。構造的に、シンプルなものの組み合わせで構成されるような作りにしておくことが大切です。

午前中からスタートし、結局昼食も取らずに監視を行い、その間に監視の自動化に関しても検討したりして、夕方には一応運用上問題なしという判断になりました。細かいところで実運用に直接関係ない課題は一つ発見しましたので、それは次回までに修正するということで、まず今日の作業を終えました。課題は今回追加したカスタマイズ部分で、想定が足りなかった部分でした。やっぱり新しいことはやってみないと見つからないことが残ることが多いものです。

ということで、本当は早めに終えてOracleOpenWroldに向かう予定でしたが、今日は無理となってしまい、明日も午前中は別のお客さんへのProDHCP提案に向けて準備で、終わり次第会場に向かう感じで、明後日も夕方にはお客さんとのミーティングが入り、なんだかんだと忙しい状態になってしまいました。まあ、仕事があるのは幸せと考え、メンバーと共にがんばろうと思います!

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