房総旅行・読書の続き
昨日から家族で房総旅行中です。学校が春休みということで、年度区切りの忙しい時期ではあるのですが、まあ、そのうち子供たちも一緒に旅行に行こうとか言わなくなるでしょうし、今のうちにということで、お客さんとの調整も念入りに行って休んでます。もっとも、仕事鞄も普段通りの状態で持ち歩いていて、もちろんPCも持ってきていますが。。
我が家の旅行はほぼ保険組合の保養所意外には泊まらないというのがずっと続いていて、今回も2泊とも保養所です。一泊目は勝浦で、毎回寄る上総中野駅で一休み。
テニスを楽しんだりしながら、のんびりできました。
二泊目は館山で勝浦を出る時点では雨でしたが、途中から晴れ、保養所から東京湾への眺めもいつもながらすばらしい。
こちらでは、プールで遊んだりした後、美味しい食事を楽しみ、
食事の後は卓球で、その後のんびり温泉。贅沢ですねぇ。たまにはいいですよね。
明後日は仕事なので、明日は早目に自宅に戻る予定です。
ところで、昨日ブログに書いた、『私塾のすすめ』ですが、昨晩読み終えました。後半は比較的共感できる部分が多く、
・今時の仕事は好きでないと辛くなる
・上手く行くことの方が珍しい。失敗を恐れず数をこなす
・若者に対する「出る杭は打つ」的な接し方が日本を閉塞的にしている
と言うあたりは「そうだそうだ」と思いながら読みました。
私も若い頃は「プログラミングは趣味ではない」とか言っていた時期がありました。他に趣味はたくさんあり、プログラミングはあくまでも仕事のため、食うため、という感じで心の中でも考えていた部分がありましたし、何となくそう言っている方が格好良いように思っていたのかも知れません。しかし、30歳を超えたくらいから、会社の中でも責任が重くなり、著書を書いたりして、読者に対する影響も少なからず考えるようになり、誰にも教わることができずに試行錯誤する中で、結局得意なところで、つまり、好きなことで勝負していないととても無理、という感じになると共に、自分自身でも、プログラミングの仕事に愛着が出てきて、40歳前後からは、自分が良ければよいというところから、プログラマーの地位をもっと高めないと駄目だ、もの作りの楽しさをもっと広めないとならない、というような感じで、仕事を取り巻く環境を変えたいという思いが強くなってきたと思います。いまだにその思いは実現できていませんが、今は間違いなく「好きでプログラミングの仕事をやっている」と言えます。そういうスタンスで仕事をしているから、無理もできますし、お客さんにも喜んでいただけているのだと信じています。
さあ、まだまだ片っ端から注文しておいた本がたくさんあります。1冊読むごとに何かしら考えることがあり、自分が少しずつでも成長していく感じが、読書のすばらしい点です。毎回社内でも紹介しているのですが、ほとんど誰も持って行かないのが悲しいところなのですが、私が思うに、貪欲に紹介された本に食らいつかない人は、まだまだ世の中にもまれていないというか、自力で何とかなる、あるいは、誰かが何とかしてくれる、という幻想を持っているのだと思います。私もそうでした。多くの失敗や辛い経験をして、誰も頼れる人がいないときに一番力になってくれるのが本だとわかるのは、そういう立場に追い込まれないとわからないのかも知れません。まだメンバーがそういう感じになっていないというのは、私が甘やかしすぎているのかも知れませんね。
メンバーが自ら読んだ本を紹介しあえるような状態が来るのを楽しみに、せめて情報を渡すことは続けていきたいと思います。