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プログラミングでメシが食えるか!?

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私のここ数年の自信作(プログラム)のDHCPサーバ「ProDHCP」を採用いただいたアプライアンス製品がリリースされました。ソリトンシステムズさんの「Net'Attest D3」という製品です。DHCPとDNSのアプライアンス製品です。本日リリースされた最新版からProDHCPをDHCPサーバエンジンとして組み込んだバージョンになります。

DHCPサーバは地味な存在ながらも使用頻度はかなり高く、組織内のIPアドレス管理から、IP電話、公衆無線LANなどさまざまなケースで利用されています。小規模であまり厳密な管理が必要ない場合は、ルーターのDHCPサーバ機能や、OS付属のDHCPサーバが使われるケースが多いのですが、大規模であったり、厳密なアドレス管理が必要な場合もあります。例えばIP電話などではIPアドレスが重複割り当てされてしまうことが発生すると通話ができなくなります。

ProDHCPは2005年8月に、あるSIerさんがISCのDHCPサーバをカスタマイズできるところを探しているという情報が知り合い経由で来たのがきっかけで開発しました。要望は、10万件以上のアドレスをリースした状態で設定変更を数秒程度で終わるようにすることと、厳密な払い出し管理でした。ISCのソースの改良はまず無理と判断し、フルスクラッチで作成し、すぐに運用に向けたテストを行いながら数ヶ月で実運用を開始して、現在も1サーバで15万件くらいのIPアドレスを管理しながら運用されています。

DHCPはRFCで大まかな仕様が公開されていますが、実際はかなり曖昧な部分が多く、デファクトスタンダードのISCのDHCPサーバと同じような動きになるようにするとともに、曖昧な部分の明確化や、運用しやすいように機能追加を行いました。

ソリトンシステムズさんにご採用いただいたポイントは、性能ももちろんなのですが、ソースがシンプルという点でした。製品として販売するからには何かあった際に解析・改良などの対応が当然必要で、ISCの複雑なソースでの保守はかなり厳しく、ProDHCPのシンプルな作りはとても気に入っていただけました。Net'Attest D3では使いやすいユーザインターフェースや、可用性を高める仕組みなどがアプライアンスとして製品化されています。

一般的に、DHCPサーバのように既にスタンダードになっているものが存在するのに作る意味はあるか?という感じに考える人・組織が多いと思いますが、作ることによって深い理解が可能になりますし、目的に応じた改良も施せるようになるものです。世の中に無いものを生み出す「発明」ももちろん大切ですが、存在するものを別のアプローチで生み出すような開発も同じように価値はあると考えています。私は、メンバーのチャレンジする気持ち潰してしまわないような会社であることを心がけています。技術面・営業面何でも同じです。熱い思いを活かせるかどうかが中小企業のポイントだと考えています。

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