またまたエフェクターを作ってみた
趣味ネタです。またオーバードライブを作ってみました。今回はTS(チューブ・スクリーマー)系の回路です。いつも通り、タッキーのキットです。
TS系の回路がベースですが、拡張機能として、クリップの切り替え(シリコンダイオードクリップ・LEDクリップ・クリップ無し)と、電源電圧の切り替え(9V・17V)ができるようになっています。このため基板もかなりごちゃごちゃしてますし、ケースの中も相当混雑してます。
オペアンプはJRC4558Dが標準付属ですが、同時購入割引でモトローラのMC4558G:メタル缶タイプをつけています。私が持っている4558系ではレイセオン製とともに一番高いものです。歪み系なのでコンプレッサーに比べるとどのオペアンプも味があり、 OPA2604APなんかも綺麗な音だったのですが、今のところ割とワイルドなMC4558Gにしています。一応抵抗・コンデンサーが上質なハイグレードキットを選びました。
基板は今回もガラエポユニバーサルにポイント配線しました。さすがに慣れてきたので、綺麗になってきました。まあ、今回も2カ所ちょっとしたミスがありましたが。半田はケスター44の銀入りを中心に使いました。
とりあえず、音色のサンプルです。似た系統のSonicDriveも入れておきました。POD X3のクリーンを介して録音してます。
演奏順:
クリップ無し9V・クリップ無し17V・LEDクリップ9V・LEDクリップ17V・
ダイオードクリップ9V・ダイオードクリップ17V・SonicDriveFAT-OFF・SonicDriveFAT-ON
クリップなしはかなりワイルドで、9Vは良いのですが17Vだとあまり歪まず、このままだと使いにくそうです。LEDクリップは鋭い感じの歪み、ダイオードクリップはいわゆるTS系のマイルドな音で、クリップが強くなるほど電圧の差は少なくなります。ダイオードクリップとSonicDriveはかなり似ています。少し低音の割れ方が違う感じです。
ランドグラフのDODと似たようなものが欲しくて作ってみましたが、結局普通に使いやすいのはダイオードクリップかな、とも思いますが、いろいろな音が出せるのは楽しいです。が、結構クリップごとに音量が違うので切り替えるときにはすこし面倒です。
出張前にほぼできあがっていたのですが、帰宅して仕上げをして遊んでみました。明日は代休というわけではないのですが、休んで花粉症の薬をもらいにいったりして少し休もうと思います。やっぱり出張は疲れますね。でも久しぶりにお会いできたお客さんたちとの楽しいコミュニケーションと、ラーメンや居酒屋の味が楽しめるのは出張の醍醐味です。また良い仕事でご一緒できそうで楽しみです。