試験用シミュレータープログラムの重要さ!
今日はまじめなお話しです。
今日も比較的プログラミングに集中した一日でした。なにしろ、メンバーが抱えている仕事が少々遅れ気味で、私も手伝ってますので手を抜けないものでして。。私は本体プログラムではなく、稼働後は使わなくなる、試験用のシミュレーターを作ってます。
通信関係のプログラムを作成する場合、通信相手と自分と、両方とも自分で開発するのは意外と少なく、大抵は片側です。おまけにもう片方も同時に別のところで開発というケースが多く、そうなるとプログラムを作り進める間、ほとんど接続して通信が上手く行えるかどうかの確認ができないのです。
こんな時に必ず必要になるのが試験用のシミュレータープログラムです。場合によってはシミュレーター自体が製品になっているものもあります。例えば私のところで販売している製品でも、WEB負荷テストツールの「SADEE2」などはテストツール自体が製品です。プログラムの品質を高める秘訣は、ソースを書いたらすぐに動作確認することですから、シミュレータープログラムも同時に作り進めるのが一番です。ところが忙しくなってくると本体を作るのに精一杯になってしまい、シミュレーターは後回しになり、ひどい場合は一度も動作確認をできないまま、ぶっつけ本番で本物との接続確認を行うことになってしまいます。ぶっつけ本番で上手く行くとびっくりするくらいうれしいものですが、大抵上手く行きません。。
ということで、試験用のツールを作る重要さを語ってみました。最終的には使われなくなるというとやる気が出ないと思うかも知れませんが、実はこういうツールほど自分のやりたいように作れることが多く、後々愛着のあるソースになるものなのです。それが将来別の開発を行うときに重要なサンプルソースになります。たかが試験用ツールとバカにしてはいけないのです!
いずれにしても、他人もしくは社外の方に渡す前に、自分である程度確認しておくのは重要というより当たり前のことです。ポイントは作り終えてからではなく、作りながらテストすることです。プログラムを社外に依頼する立場の方はこの点を重視してみると良いと思います。