求人面談
今日は「プログラミングでメシを食わせろ!!」の発売日です。ばんちょーに連続で書籍紹介していただいております!残念ながら書店には行けず、陳列の様子を見ていないのですが、実はすでに昨晩から売れたという情報が入ってきているそうです。ばんちょーによる書籍紹介の効果のおかげか、「プログラミングでメシが食えるか!?」も突発的に売れたそうです。オルタナブログ恐るべし?
さて、今日は来年度卒業予定の学生さんが会社訪問に来てくれました。最近は就職活動が早いですね。
このところ私の著書を読んで会社を知って応募してくれるケースが増えてきたのはとてもうれしいことで、今日来てくれた学生さんも「C for Linux」を読んで知ったということでした。
情報処理関連専攻の学生さんの就職先として、IT関連企業を考えることが多いのは当然だと思いますが、一つポイントになるのが、「もの作りをしたいかどうか」だと思います。ソフトウェアではプログラミングをしたいかどうか、です。今日の学生さんは「もの作りをしたい」ということで会社を見に来てくれました。
SEの仕事は仕様策定や進捗管理などであり、プログラマーの仕事はプログラミングをすることです。小さい規模の会社ではどちらもやるということが多いものですが、中規模以上の会社では明確に役割を分けている場合が多いものです。SEとして採用するとプログラミングは最初の数年間だけ経験させ、後はSEの仕事に専念することになります。プログラミングは外注という場合がほとんどになります。
SEが上、プログラマーは下請け、という印象が根強くあるのですが、上下ではなく役割の違いです。優れたSEはすばらしい仕事をもちろんしていますし、優れたプログラマーもまたすばらしい活躍をしています。ただし、出向や常駐がプログラマーに多いために、上下の印象があるのだと思います。
これから情報系の仕事を目指す方は、まず自分がプログラミングをしたいのかどうかを良く考え、プログラミングにこだわりたければSEではなくあくまでもプログラミングの仕事を探さないとがっかりすることになります。また、プログラマー募集と言っていても、派遣や常駐ばかりの仕事ですとなかなか自身のスキルUPが難しくなります。ビジネスとしては派遣や常駐はとても安定して稼げるので良いのですが、技術者当人としてはそうでもないケースが多いものです。
どの仕事も人によって向き不向きがありますから、上下や良し悪しは人によって変わります。自分がどういう仕事で活躍したいのかを良く考えて、仕事内容で就職先を選ぶことが大切です。もちろんすぐにつぶれそうな会社に入っても辛いだけかも知れませんので、会社の様子もしっかり観察しましょう。