運動会
今日は延期になった子供の通う小学校の運動会で、たまたま仕事の予定が調整できたので、休みを取って観戦してきました。
上の子が6年生で、最後の小学校運動会なので、中学に行ったら見に来なくて良いと言われそうなので行っておきたかったというのもあります。平日にも関わらず、お父さんもかなり多く、多くの知り合いと会話も楽しめました。
以前も書いたかも知れませんが、最近の運動会は差別をなくすためか、競争という印象が薄れ、選抜リレーもなく、何となく盛り上がらない感じもします。確かに体が弱い子供にとっては運動会は嫌なひとときなのかも知れません。私も子供の頃は太っていて、運動は苦手で、運動会とマラソン大会は大嫌いでした。
しかし、一方で勉強はテストをはじめとして、普段も算数の授業などは選抜クラスがあり、差を付けています。勉強が苦手でもスポーツが得意な子供にとっては運動会は年に一度のアピールの場であり、それを目立たなくしてしまうのはどうなんだろうと思うところです。
昨年は無かったのですが、5年生は全員リレーという種目があります。これは全員走るのでかえってスポーツが苦手な子供が目立ってしまい、やっぱり私が子供の頃と同様に、選抜リレーの方が、足が速い者同士が競う感じで良いと思います。もちろん大きく遅れた子供やチームには観客から盛大な応援がありましたが、やっている当人はあまり気分は良くないと思います。私もそうでしたから。一生懸命やっているのにうまくできない状態で「がんばれ!」と言われるのは、ストレス状態で「がんばれ!」と言われて精神的な病気に陥るのと同じで、本人は結構嫌なものだと私は思ってます。
差を付けないのが平等というのは、どう考えても高校受験あたり以降で崩れる考え方だと思います。個人的には機会を平等にしていれば、差がつくのが平等だと思ってます。そうでなければ努力した人が不平等を感じるでしょう。
会社でも同じで、社員は同期なら全員給料は同じというのは平等ではありません。努力して結果を出した人がたくさんもらうのが平等です。もちろん機会は平等に与えられなければなりません。
まあ、そんなことを考えているのは親くらいで、子供たちはとても活き活きと楽しそうに競技・演技してました。とりあえず運動会が好きな子供に育ってホッとしてます。。下の子は私が見に行くと思ってなかったようでとても喜んでました。そのうち格好悪いから来るな、と言われるのですかねぇ・・・。