イベント参加こそ優先すべき
今日はゴルフ練習場のソフトウェアバージョンアップを深夜に行った後、会社に戻り、始発まで仕事をしてから帰宅し、3時間寝てまた仕事という感じでした。会社に向かおうと思っていたのですが、お客さんからお声がかかり、昼食をご一緒しながら情報交換してから帰社しました。
夕方、企画担当のIさんとミーティングを行い、来期以降の計画作成をどのような方針で進めるかなどを相談し、その後お互い気になっていることなどを話し合いました。今日は本当はMBAワークショップ開催の予定だったのですが、メンバーが忙しく参加が難しいという人が多かったため延期になったのですが、私としてはその点も少し気になると話をしましました。
自分が担当している仕事と、その他のイベント・仕事・打ち合わせなどが重なった場合、どちらを優先させるかという点です。確かにちょうどこのところ各メンバーが忙しいのは確かなのですが、それはある程度想定された忙しさがほとんどです。その他のイベントに参加することができないということは、自分の担当の仕事を優先させるということになりますが、はたしてそれで正しいのでしょうか。
その他のイベントも突発的なものと、ある程度事前に告知されるものがありますが、そういう割り込みイベントが発生しても対応できるように自分の仕事を進められないということは、チャンスを捨てていることとほぼイコールだと私は考えています。担当の仕事は自分でコントロールできますが、割り込みイベントはコントロールできません。私なら余程のことがない限り割り込みイベントを選択します。自分でコントロールできない部分こそチャンスにつながると経験的に感じているからです。
そのためにも、自分の仕事はできるだけ余裕を持って進めたり、あるいは夜や休日に進めたりします。自分の仕事は後から挽回も可能ですが、割り込みイベントは後から参加することはできません。特に社外の方とのイベントは新規の話であったり、情報交換であったり、雑談であっても大事なコミュニケーションの機会であり、逃すわけにはいきません。
そこまで重要でないと自分で決めつけてしまうこともマイナスです。例えばMBAワークショップのような、将来に向けた勉強会は、今すぐそれほど効果はないから、それより担当の仕事を進めた方が良いと考えてしまうと、いつまでも自分ができること・知っていることから進歩できないものです。また、せっかくそのような機会を準備してくれた方にも失礼になります。
何ごとにも積極的な取り組みを意識するかどうかは、もともとの性格もあるのかも知れませんが、それよりはむしろ、現状に満足せず、次の行動を考えなければまずいという意識があるかどうかがポイントだと思います。少なくともリーダーにそのような意識がないことは致命的ですし、個人の意識としても積み重なると大きな差になるものです。チャンスをつかむか逃すか、あるいは運が良いか悪いかは、実は積極的な意識を持っているかどうかが左右しているのだと思います。
忙しい忙しいと言っている人ほど実は効率も悪いという意見もあると思います。やることがいっぱいある人ほど手際よく仕事を片付けたり、効率を考えた調整を行っているのです。割り込みイベントへの参加を断るときにはもう一度冷静にこのチャンスを逃して良いのかと自分に問いかけてみると良いでしょう。自分自身の仕事は後でやってみると意外とすんなり片付くことが多いものです。それから参加することはもうできません。本当に選択に困るのは割り込みイベントが重なったときくらいではないでしょうか。