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プログラミングでメシが食えるか!?

VRIO分析

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今日はお盆休みなどで少し間が空きましたが、IさんのMBAワークショップを開催しました。SecuritySolution2008出展直前で忙しいメンバーが多く、参加者は少なかったのですが、今まで数回、外的要因の分析をやってきたので、今回は内的要因に関してです。

競争優位性を考える際に、コストリーダーシップの考え方と、差別化の考え方があり、コストで勝負するのか、価値で勝負するのかという判断が一つのポイントになります。コスト優位性を出すためには重要視しない部分を切り捨てることも大切というポイントもありました。
また両者は相反するものなのか、あるいは両方を兼ね揃えることはできるのか、という話題もありました。両方を兼ね備える方法をBlue Ocean戦略と呼ぶそうですが、なかなか難易度が高いものです。

また、競争優位性に繋がる資源の特徴としてVRIOというキーワードがあります。
Value:価値
Rarity:希少性
Inimitiability:模倣困難性
Organization:組織
この中でもInimitabilityつまり模倣困難性を把握しておかないとせっかくの優位がすぐに真似されてしまうという恐れがあり、とても重要です。

細かい内容は私が説明するより、専門の方の解説を勉強していただきたいのですが、自分自身、あるいは所属部署、勤務先の特徴の中で模倣困難性を伴っているものはなにか、要するに、「アピールポイントで、簡単に真似されないものは何か」という点を意識して日頃から行動することが競争優位性を高める一つのポイントだと思います。皆さんはすぐに思いつきますか?

アピールポイントは?といわれて単純に自分で得意なことを言えばよいというものではなく、このように深く考えてみることも大切ですね。

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