宣伝・広告の難しさ
今日は8月20日からのSecuritySolution2008に共同出展予定の(株)サイバーシステム総合研究所でデモ環境の準備とミーティングを行いました。デモ環境の準備はメンバーに任せ、私は荒木社長とミーティング・雑談をしました。
話題の中心は、宣伝・広告の難しさでした。ブランド力のある会社であれば会社名だけでも注目してもらえる場合も多いと思いますが、中小企業ではそもそも社名が知られておらず、新製品をリリースしたと言ってもほとんど注目されません。特に日本人はブランド志向が強いので、無名の会社が製品を販売するのはそれなりに苦労します。荒木社長と、あの方法はほとんど効果なかったとか、この方法は今度やってみたいとか、情報交換をしました。
宣伝・広告の手段としては、ホームページ、ダイレクトメールなど比較的費用をかけずにできる方法から、情報発信サイトに掲載、検索サイトでの有料広告サービス、プレスリリース、展示会出展などある程度費用がかかる方法まで様々ですが、製品の特性や市場規模などによって、複数の手段を選択して実行することになると思います。もともと販売経験が豊富な会社あるいは経験者がいる会社では経験を元に精度良く情報発信できるのかも知れませんが、私の会社では技術者ばかりですので、広報のプロに相談するのが近道でしょう。とはいえ、広報の知り合いもいるわけでなく、知り合いの知り合いをご紹介いただいて何とか相談させてもらえる状態にたどり着いたりと、かなり苦労しています。
若い頃、CADシステムの開発販売を担当していましたが、私は開発を中心にやっていたので、お客さんにデモをする際にも、技術的なアピールばかりしていて、お客さんから指導を受けたことがありました。「どれだけ良い製品を開発しても、使われて誰の役にも立たなければ意味はない」と。若い私の説明はいかにも「私は作る人、売るのは営業」という態度が出ていたのでしょう。それから考え方を変えました。
若いメンバー達と一緒に再び製品開発販売事業を立ち上げている今、宣伝・広告の難しさをまた味わっているところですが、どのビジネスでも必ず必要な力ですから、これを機会にしっかり取り組み、宣伝・広告のノウハウをものにできればと考えているところです。