良いトラフィックと悪いトラフィック、あるいはページビュー推移の先行指標
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1割以上の人がネットの利用時間を減らしたいと思っているという調査(成人の8人に1人はネット中毒(アメリカ))はなかなか示唆に富んでいます。
例えばあるサイトが、広告を出したり検索エンジン対策をしたり扇情的なタイトルを工夫したりして、それなりのページビュー(PV)/月を達成したとしましょう。しかし、そのサイトのコンテンツを読みたくもない人を連れてきてしまうとどうなるか。「あー無駄に時間を使ってしまった…」という後悔の念とそのサイトが結びつけられて記憶され、サイトのブランドを毀損するだけです。これはユーザーにとってもサイトにとっても不幸な話。
つまり、Webサイトへのトラフィックといっても良いトラフィックと悪いトラフィックがあって、PVの維持向上のためには両者の識別が重要だろうというのが、書いてみると当たり前の事ながら、ハッとしたポイント。
表面上は同じ100万PV/月で推移していても、悪いトラフィックの割合が高まっていることが観測できれば、近い将来にPVが落ちるであろう事が予測できますよね。トラフィックの質を指標化できれば、それはサイトのPV推移の先行指標になる可能性があるということです。
まずは、ページあたりの滞在時間やPVとユニークユーザーの比といった、現在測定している指標を見てみて、PVの動きを先取りしているものが無いかどうかをチェックすることでしょうね。他に使えそうなデータはないかなあ。
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