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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

乱立気味のモノでつながるSNSサイト、生き残るのはどこか

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  商品(モノ)にチェックインして情報共有する「shopping+」という新サービスが今日から始まるそうだ。こうしたモノを起点に他人とつながるというSNSサービスが、位置でつながるSNSとともに最近大流行だ。
 最初は書籍やDVDをターゲットとしたもの(上2つ)だったが、その後対象商品を増やしたサービスがどんどんでてきて、今やちょっと調べただけでこれくらい出てくる。(カッコ内は紹介記事へのリンク)

 自分が持っているものを登録して同じ保有者通しでつながって情報交換するというのは別にネットができる前からユーザ会だとか友の会なんて草の根活動があったから別に新しいコンセプトではない。ただネットを使えばもっと広く早く仲間が見つけられるというメリットがある。それに保有者のレビューは購入検討者にも参考になるから結構なアクセスが見込めるのだろう。マネタイズ面でもメーカ側からのスポンサーも期待できそうだ。
 実際に新たに始まるshopping+は店頭でのチェックインをメインにおいて、クーポン機能などを提供することで量販店の取り込みを目指している。サンプルをプレゼントしてレビューを書いてもらうというzigsowのビジネスモデルとは違う、価格比較サイトの運営ノウハウを生かしたものでちょっと面白い。

 ただ、今のこうしたモノ系SNSの欠点は、レビューを登録するのが結構面倒なこと。それに登録したレビューが再利用されたときの還元がいまいちな気もする。自分が書いたコメントへの反応が分かりにくかったり反応がタイムリーでなく使えなかったりとなんかモノ起点のコミュニティに発展させづらいのだ。
 レビューを書く部分と関連レビューや人をうまくつなげる部分の機能拡張を待ちたい。

 あと今中心となっているAV機器やガジェット系以外にも今後新しいモノを対象としたSNSがさらに増えてきそうだが、こうしたモノでつながるサービスの場合きっかけのモノを何にするかがポイントになりそうで、対象となるモノが以下のような特徴を持っている必要がありそう。

  • 種類が多く選択に迷う、またある程度高額で購入前に他の人のレビューを気にするもの->迷わないものはそもそもレビューが必要ない
  • 購入後に再々使い、使う際に“使っている”と意識しやすいもの->買ってきて一回使って終わり、あるいは設置・設定したらあとはあまり意識しない製品ではレビューを囲うという意欲がわきにくそう
  • 保有者が一般的でなく限られていること<-誰もが持っているものでは所有者の保有意識がいまいち書き溜められない?
  • バージョンアップやカスタマイズなど利用者側での使い込み要素が大きいもの->使い込みのやり方をレビューとして共有したいというニーズがある

 ちなみに最初の項目である程度高額と書いたが高額すぎてもダメなようで、クルマや住宅の口コミがイマイチ盛り上がらないのは「高額すぎる商品は購入後に後悔を味わいたくないために口コミを見たがらない」からだと思う。クルマは“使っている”という実感は味わいやすいけど街中ですぐに同じ車に乗った人に会うように一般的すぎるのもコミュニティが盛り上がらない理由かも。
 このあたり「口コミ情報を参考にして購入・利用する商品・サービス」みたいな調査結果の中にもヒントがあると思うのだが、さてモノ系SNSで数年後に生き残るのはどこだろうか。

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