ペーパーレスとレスペーパー
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このところワークスタイルの革新に関するプロジェクトをいくつか担当したので、改めて振り返ってみたのだが、日本のオフィスワークって実際ここ10年くらいはあまり大きな変化は起きていないような気がする。
たしかに個別にはUCやモバイル、Web会議などが普及してちょっとしたところは変化しているのだが、PCとオフィススイート製品を使って資料を作成し電子メールで連絡を取り合うスタイルというのは2000年頃からあまり変わっていないと思う。(←だからこそまだ改善余地があるとも捉えられるが)
そして相変わらずオフィスには紙があふれている。今話題の電子ペーパ端末がこれから普及したら、次の10年で紙の置き換えがおきてペーパーレスオフィスが実現するのだろうか。個人的にはなんとなくそうならないように思っている。昨日もちょっと書いたけどレスペーパーは進むだろうけどペーパーレスにはならないと思うのだ。ペーパーレスが実現するにはもっと時間がかかると予測する。
さてここでも使い分けているけども「ペーパーレス」と「レスペーパー」は一応業界では違う意味で使い分けられている。
「ペーパーレス」は紙をなくすことを目標とする
「レスペーパー」は(不要な)紙を減らすことを目標とする
どちらも紙を他の媒体に置換えたり、ITシステムを使って紙ではなく情報を直接受け渡すことで中間の紙を不要にするという個々の部分は一緒だけど、目指す最終ゴールが違うということだ。
これ良く聞かれるので蘊蓄として改めて書いてみた。
そういえば野村総合研究所が新しく「ノンペーパー」という造語をうちだしていたけど、あれはこの2つとはどう違うのかな。今度聞いてみよう。
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