CEATEC JAPAN 2006でBlackBerry8707hとhTc Zを体験
昨日は幕張のCEATECJapan2006の最終日。先週は本業が何かと忙しくてウィークディに行けなかったので昨日ちょっと幕張メッセまで足を運んで興味のあるプロダクトを見てきた。
事前にニュースをみて興味をもったブースは2箇所。まずは富士通の電子ペーパーのブースへ。ブースにはデモ用のマシンが置かれ、コンテンツとしては北斗の拳の漫画が表示されていた。一応手にとって使ってみたのだが、感想は以下のとおり。
- 重さは結構軽く持ち運びには便利そう
- コンテンツ表示の際の画面書き換えが遅く、ちょっといらいらする
- 折り曲げについては、多少弓なりにした状況でも書き込みができるということで紙のように丸めることができるわけではない。係の人に聞いたら、液晶である限り厚みに限界があり流石に紙と同じというわけにはいかないということ
うーん鳴り物入りの電子ペーパーだが、我々が使うにはまだまだ時間がかかりそうだ。そうがっかりして富士通のブースを後にしたところ、ちょうど隣のマクセルのブースにデジタルペンが展示されていた。この分野では有名なアノト社の技術を使ったものでアンケートをデジタルペンで読み取るものというアプリケーションを試していた。実際にデジタルペンを使って架空のアンケートを回答、数字、アルファベット、漢字を書いてみたのだがかなり認字率が低い。直感的には90%くらいという印象。認字のほうはデジタルペンではなくソフトウェア側の問題だと係員は行っていたが、昨今はOCRでも98%とかいう数字を聞いているし、実際には98%でも実業務適用にはかなり苦労することを考えると、もうちょっと・・・という感想。
その後は、もうひとつのお目当てのBlackBerry端末とQWERTYキーボード付WindowsMobile端末を見にNTTドコモのブースへ。
BlackBerry端末の8707hのほうは、非常にさくさくと小気味よく動くのと右側面のジョグダイヤルでのスクロールが心地よかった。さすが北米であれだけ支持されるだけあってPIMとしての一通りの機能もこなれていて結構使えそう。ただアプリの全面日本語化は2007年の第2四半期ということなのでそれまでは待ちかなと思った。これに対してWindowsMobile端末であるhTc Zには相当物欲をそそられた。以前に一度Musea(PocketPC2002)を使っていたので私自身がこのインターフェースに慣れているのかもしれないが、直感的なインターフェースで操作性はまずまず。キーボードを使った文書の試し入力もしたがそれなりに使えそうな印象。ちょうど持っていたM1000と並べて持って比較したのだが、hTc Zのほうが小さくて軽量だと感じた(ちなみに帰宅後スペックを確認したらほぼ同じ)。確かこっちの端末は10月から一般にも売り出したはずだしソフトバンクからも同じものがX01HTという端末名で出たはずで、これは比較しながらどちらかを買ってしまうかも・・
#ブースでM1000でこのhTc Zの写真を取ったら係員から「すごい絵ですね。それ」と笑われてしまった。
その後30分ほど会場をブラブラしてみたが、あと他で目に留まったのは「プラットフォームビジネスアリ-ナ」というブースでのいくつかの展示。Web2.0的な技術がいくつかサンプル的に展示されていたが、その中でも北海道大学の情報科学研究科の出していた「関連ブログ推奨システム」は面白そうだった。ブログのトラックバックやリンク構造からブログ間の関連を描き出すものだが、このオルタナティブ・ブログもそろそろブロガーが100人になる。一度こういう技術でブロガー間の関心を図示化してみると、なにか面白い絵になりそうな気がする。