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“当社の勝ちパターン”というフレーズの威力?

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 このオルタナティブ・ブログでは毎月ブロガーに対して事務局から簡単なアクセス数などの統計データの還元が行われるのだが、先月(8月)の還元データを見ていて非常に面白いものを見つけた。

 このブログはタイトルがそうなっているとおり基本的にナレッジマネジメントや情報共有系の話題を書くようにしている。だからログを見ても自然とここにやってくる時の検索キーワードでは、「ナレッジ」「情報共有」「RSS」といったそれらに関連する語が上位に並ぶ。ところが8月のログを見ると「当社の勝ちパターン」「当社の勝ちパターンです」というフレーズでこのブログに訪れる人が案外多い。両者をあわせると検索キーワードのTOP10に入る勢いである。このキーワードの対象は8/11にエントリーした「IT系企業のTVCM」だと思うが、それにしても興味深い。
 いったいどういうシチュエーションでこのキーワードを使って検索を行い、さらにそこからこのブログを選んで訪問するのであろうか?勝手に妄想してみた。
 あのコマーシャルを見て、製品名や企業名は覚えてないがフレーズだけを記憶した人が、あとから手がかりを求めて検索しているのだろうか?そうだとすると、最近流行のCMで耳につくフレーズを連呼しておいて「後は検索」という戦略は正しいといえる。それともあのコマーシャルとはまったく関係なくこの「当社の勝ちパターン」というキーワードで自分が成功するためのビジネスモデルを探している人がそれなりにいるということだろうか?それならば皆が気になるテーマを上手にフレーズ化し代名詞にしたということがこのまさにCMの勝ちパターンだといえる。
 手元のデータだけではこれ以上は推測できないが、有名なフレーズを記述するとこのように関係のないページにもそれなりに訪問者があるという事実を眼のあたりにして、あらためてSEOやSEMについて真剣に考えてみようかと思った。確かこのオルタナティブ・ブログにはその方面の専門家の方もいたように記憶しているのでぜひご意見を伺ってみたい。例えば、読者を増やすための“タイトルのつけ方のコツ”なんで是非聞いてみたい。

 ところで「当社の勝ちパターン(です)」でググってみると確かにこのブログが5番目(3番目)に表示される。(2006/9/20現在)ところが本業の「企業情報ポータル」で検索すると25番目で3ページ目、「エンタープライズサーチ」に至っては5ページ目にようやく出てくる状態であった。こんなことを知って若干落ち込んだ。orz

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