哀愁あっぷでいと Windows Phone 7.8
Windows Phoneは国内で発売されているのはauで機種はIS12Tの一機種のみです。その後、なかなか続かず、ある機種の技適が通ったとか、どこからのキャリアから出るとか憶測とか出るのみで具体的な話は出てきていません。まあ、ここで不確定な噂話をするわけにはいかないと思っています。ただ、いろいろな情報から最有力と言われるキャリアの新機種発表では毎回毎回Windows Phoneの発表はなく、Windows Phoneフリークとしてはただただ残念としか言いようがありません。私のポッドキャスト番組でも、ここら辺を悲観的にお話していたところ「ところでさっきWoodstreamさんを拝聴していましたがラストのWindows Phoneが販売されない下りで木沢さんの大人の哀愁を感じますたww」との感想をいただきました。うーん、哀愁漂っていたか。(^_^;)かと言って、赤い薔薇投げ捨てて(??)これで終わりにするわけにはいきません。Windows Phone 7.8のリリースがありました。Windows Phone 8端末の国内販売を夢見つつ、哀愁漂うアップデートをしました。
Windows Phone 7.8は、Windows Phone 8にアップデートできないWindows Phone 7.5端末に対して、Windows Phone 8に近いものを提供するアップデートになります。2013年1月31日より順次アップデートが開始されています。ZUNEに接続するとアップデータがある場合、アップデートできます。Windows Phoneの場合は、すべての端末が同時にアップデートできるわけではなく順次アップデートされていきます。過去のTangoアップデートでは一か月くらいの違いがありました。幸い私のIS12Tは1月31日にアップデートできました。アップデートの内容は下記の通りです。
- スタート画面のライブタイルが大中小の三種類になった。
- テーマカラーが21色になった
- ロックスクリーンの壁紙がBingトップページの画面と連動して毎日切り替わるようになった
- 端末パスワードのロックアウトで初期化されるリスクを回避する策をとった
大きく変わったとは言えませんが、使い勝手の点で改善されていますので、有意義なアップデートと考えています。
スタート画面のライブタイルが大中小の三種類になった
従来のWindows Phone(7.5)では、ライブタイルのサイズは二種類でした。173x173ドットの通常のタイルサイズとそれを横に二つ並べたサイズの大きいタイルの二種類でした。横に二個のタイル、縦に四個のタイルでした。スタート画面では縦に快適にスクロールさせてライブタイルを見ることができるのですが、より多くの情報は一画面で見たいところです。
既にWindows Phone 8で実装されている機能ですが、ライブタイルのサイズが大中小の三種類になりました。新たに追加された小サイズのアイコンは通常のアイコンの1/4のサイズです。もちろんライブタイル対応ですから、一画面でより多くの情報を表示できるようになりました。
下図が従来のWindows Phone 7.5のスタート画面です。
そして、下図がWindows Phone 7.8のスタート画面です。
好みに合わせてライブタイルのサイズを変更して、自分の使いやすいようにスタート画面をカスタマイズすることができます。
サイズは下記のように変更できます。ライブタイルを長押しするとタイルの左下に矢印が出ます。
この矢印をタップすると、小さいタイルになります。
更にタップすると大きいタイルになります。
メールのライブタイルでは最新のメールの送信元とタイトルが表示されます。(上図では切り替えた中で表示されませんが。)
また、7.5では画面の右横に(→)アイコンがありその部分(下図赤枠)が隙間になっていましたが、ここはすべてタイルで使われて有効に使われるようになりました。
テーマカラーが21色になった
テーマカラーはデフォルトのアイコンの色や強調したい文字の色を指定するものです。上図の例では私はコバルトブルーにしています。Windows Phone 7.5までは10色+機種別のオリジナルカラーから選べましたが、7.8では20色+機種別のオリジナルカラーの21色になりました。
例えば、IS12T(シトラス)のオリジナルカラーを適用すると下記のような感じになります。
渋いところでブラウンを選ぶと下図のようになります。
ロックスクリーンの壁紙がBingトップページの画面と連動して毎日切り替わるようになった
7.5まではロックスクリーンの壁紙は、一枚指定していました。マイクロソフトの検索サービスであるBingは毎日多彩な壁紙が表示されます。とてもきれいな風景の写真で私は用がなくても(??)見に行きます。
ロックスクリーンにBingを指定すると、毎日Bingの壁紙が切り替わり表示されます。
端末パスワードのロックアウトで初期化されるリスクを回避する策をとった
設定によりパスワード入力を間違えてロックアウトした場合、端末を初期化してしまいます。セキュリティの考え方としてはいいと思うのですが、いたずらなどでで意図せず初期化されてしまうケースに対応するとのことです。一定の回数以上パスワードを誤入力すると「A1B2C3」と入力させ、その後正しいパスワードを入力すれば端末初期化はされずロック解除できるとのことです。
Windows Phone 8の国内発売に期待
まず、Windows Phone 7.8のアップデートに対応してくれたauには感謝したいと思っています。Windows Phone 8では、これ以上にアップデートがあります。是非国内でも発売してほしいところです。
ポッドキャスト番組でもお話しています。
WoodStreamのデジタル生活 第172回 哀愁あっぷでいと Windows Phone 7.8
YouTubeでも配信中です。