第25回 SkyDriveリニューアル
本当はWindowsPhone7ネタがあるんですが、まとまったらお話ししたいと思います。2011/6/20にマイクロソフトのWindows Live SkyDriveがリニューアルされました。
SkyDriveはマイクロソフトの提供するオンラインストレージサービスです。使用料は無料で容量は25GBまで使えます。これとは別にWindows Live Meshを使えば更にLive Mesh用に5GBが使用できます。私もよく利用しています。主に、勉強会で担当したセッションのスライドの公開用や、勉強会メンバーの共通文書の保存場所として利用しています。Web版のOfficeで直接編集もできますし便利に使っています。編集中の文書などはSkyDriveに置くことが多く、WindowsLiveでログインできるところであればどこでも参照や編集が行えるので大変便利です。逆にネットワークとSkyDriveが止まるようなことがあると大変困ってしまいます。
さて、そんなSkyDriveですが、リニューアルされました。HTML5を使用して再構築しています。
ファイル画面
ファイル表示画面はよりエクスプローラに近くなりました。逆にオンラインストレージということをあまり意識しなくなりました。
更にカテゴリ毎のファイルをまとめて表示できます。文書や写真がSkyDrive内の複数のフォルダに別れて保存されていても、下図のように、ドキュメント、写真、共有されているドキュメント、とメニューがありこれを選択すると一つの画面にまとめて表示してくれます。
写真表示
特筆すべきなのが、写真表示です。写真のナビゲーション表示でもフォルダをクリックしてフォルダ内の写真を表示する処理では従来6~9秒かかるところ、0.1~0.3秒に短縮したと発表しています。確かに高速でマシンスペックがいいことも回線が高速なこともあるのですが、オンラインのファイルを開いているのではないかと錯覚することもあります。フォルダの表示では各フォルダの内容がスライドショーのように切り替わって表示されているので、より目的の写真があるフォルダへのアクセスがしやすくなった(楽しくなった??)気がします。
フォルダ内の写真も様々な写真サイズ(縦横比)に合わせて無駄なく表示します。
WindowsPhone7との連携も
SkyDriveに置いたファイルはWindowsPhone7とも密接に連携します。これについては別の機会でお話しします。
Windows7とInternetExplorer9との組み合わせ
Windows7とIE9の組み合わせではハードウェアアクセラレーションを有効に活用しているのでパソコンの性能をより引き出して快適な操作ができます。
それをより便利に使えるのがIE9のピン留め機能とWindows7のジャンプリスト機能です。IE9で表示しているSkyDriveをタスクバーに登録します。タスクバーから直接SkyDriveを呼び出すことが出来ます。また、ジャンプリスト機能により目的のフォルダを直接開いたり、Web版Officeのドキュメントの新規作成もすぐに出来ます。
「そう言えば使っていないなぁ・・・」ではなくて(^_^;)
こういうお話しをすると、意外と「そう言えば使っていないなぁ」と言われることがあります。WindowsとWindowsLive特にSkyDriveはより密接な関係にあります。是非使ってみて下さい。