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何となく見過ごされているけど、実はとても気になっていること

隣は何をする人ぞ

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久方ぶりに休みが取れたので、子供を連れてお花見に行ってきました。

ラッキーなことに、ちょうど桜が満開のタイミングで、しかも天気が良く、気温はそれほど上がらなかったのですが、風がほとんどなかったので春らしいポカポカした日差しを満喫することができました。

その公園は、どんなに人が入っても座るところに困ることはないと思われるほど広大な芝生エリアがあり、「桜の木の真下がいい」などと贅沢を言わなければ、どこに座っても桜並木を鑑賞できるので、都会の有名お花見スポットのような「場所取り」とは無縁のところです。なので、私たちが座った場所の近くに、杭のようなものを打ち込んでロープで囲うという、かなり念の入った「場所取り」を見つけたときには、何というか、ちょっとビックリしたわけです。最初は信じられなくて、公園管理の関係で立ち入り禁止にしているのかしら……と思ったりして。

私たちは朝から来ていたのですが、お昼近くなっても、その場所取りの「主」は現れず、「あれはいったい何だろうね」と話していたところ、お昼を過ぎたころから、ちらほらと、そのエリアに人が集まり始めました。やっぱり場所取りだったのか、それがやっと来たのかと思いきや、広く陣取った割には、集まったのは10人ぐらいで、囲いの中の大半は空いたまま。やっぱり謎だなぁ、何の集まりなんだろう……体育会系サークルの後輩が準備のために先に着いたのかしらとか、業者がお客さんを接待するためにどうしても場所を確保する必要があったのかしらとか、勝手な想像を巡らせていました。

そのうち子供を遊ばせたりして、しばらく目を離していたのですが、気がつくと、いつの間にか囲いの中はたくさんの人で埋まっていました。やっぱりただの迷惑な場所取りだったのか。

しかし、どうも雰囲気が変です。場所取りまでして集まった割には、全員が顔見知りというわけではなさそうで、初めて同士の人たちもたくさんいるような、とにかく不思議な感じです。これと同じようなことを、どこかで経験したことがあるような……。

家人が私の脇をつついて、囲いのほうを指さしました。何だろうと思って、指す方を見てみると、ボール紙に書いた即席の看板が見えました。が、離れてすぎていて字が読めなかったので、子供をカモフラージュ(?)にして近づいてみました。

そこには、とあるソーシャルネットワーキングサービスの集まりだと書かれていました。

ガーン。こんなところで、SNSの広がりを目の当たりにするとは……。油断(?)していたので、ちょっとヤラレターという感じです。私自身は、SNSのアカウントは持っているものの、積極的に利用しているわけではなかったので、なおさらびっくりした感があるのかもしれません。

や、だからどうだというわけではないのですが。ただ、心静かに桜を楽しみたい小市民として、来年からは、もう少し節度を持ってやっていただければと願うばかり。

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