iPhone発売に向けてキャリアが本当にすべきだったこと
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9月20日、iPhone5s/5cが発売となりました。初日に買うつもりはなかったのだが、近所のショップの前を通ったら行列もなく空いてたので、衝動的に購入してしまった。
慣れた人には想定範囲内だったろうが、キャリアのサーバーが混み合い、午前中の購入者は、登録完了に3時間ほどかかった。
登録を待つ中、ショップ内の様子を眺めていると、iPhone発売日のことを全く知らずに、通常の問い合わせ等で来店している人も多いようだ。
当然ながら、iPhone登録が進まない状態で待たされている人は、次第に苛立ちを隠せなくなってきている。
店員の案内は「順番にご案内しております」とだけだったが、どう考えても緊急の対応を要している人は少ない。機転よく、別の日の来店を促した方が良いのでは?そんなコトを思いながら登録完了を待っていた。
キャリアはiPhone発売に向けて、製品の宣伝、契約内容の宣伝は行なっていたが、大事なコトが欠けていたと、当日のショップの状況を見た者の感想だ。
さんざん各キャリアのトップが、iPhone宣伝に出ていたのだから、その発売ニュースと共に、当日は混雑する旨をアピールすべきだった。
そうすれば、緊急対応者以外は来店を控えただろう。また、忘れて来店しても、すぐに気が付き、無駄な時間を費やさずに済んだのではないだろうか。
もう一つ、感じたのはボトルネック処理の方法だ。筆者の行ったショップでは、iPhone購入者も通常の問い合わせ者も、一律に順番どおりに案内してたが、どうなのだろう。
iPhone発売日は、ある意味特別な日なのではないだろうか?
通常の捌き方では、対応できないことは最初から分かっていたと思われる。ならば、特別な対応が必要だったはずだ。
列を、iPhone購入者と通常問い合わせ者で分ける。たったこれだけの対応で、大きく状況は変わったはずだ。
たしかに、iPhone待ちの人にとっては順番が入れ替わるだろうが、最初から列を変えていれば、さほど不満には感じないだろう。
今や、一人に1台は持っているだろうモバイルフォン類。iPhoneの発売というニュースからショップの状況を察する人ばかりではないことを、キャリアは見極めるべきだったように感じる。
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