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社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

指名手配写真で顧客満足?

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 コンビニの仕事はある意味単調である。お客様は様々な買い物をしていってくれるが、慣れてくればレジ操作は単純作業。その他業務も決まった流れでこなして行くだけだ。
 従業員を飽きさせずに仕事に向かわせる。そんな仕掛けをするのもオーナーの一つの仕事だ。

 今回、仕掛けを施したのは、単調になり易いお客様へのあいさつだ。本来あいさつとは、お客様へ心からの感謝の印として「いらしゃいませ」と言うべきものだが、アルバイトに「心底感謝をしろ」と、言っても現実問題は難しい。ギリギリの人数で作業している関係上、お客様の方を向くのさえおぼつかない次第だ。

 お客様の方を向いてあいさつすれば多少なり、お客様へ感謝の意を示すことが出来るだろうと、策を練った。

 バイト達にお客様の顔を見ることの意味付け(バイトにとってのメリット)をすれば、見ることになるのではないか?そんなことを考えてた時、ニュースが飛び込んできた。

 オウム真理教事件の指名手配犯逮捕、最後の指名手配犯逃亡のニュースだ。

 被害者のいる中、不謹慎であることは重々承知であるが、お客様の顔を見させる絶好の流れが来たとばかりに、事務室に指名手配書を作成、貼付したのが下記の画像だ。
指名手配.jpg
 果たしてこの作戦にいか程の効果があるかは、未だ不明である。しかも、お客さんに知られたら「俺は指名手配犯かよ」とお叱りを受けるだろう。
 しかし、仕事には「やれ!」と言っただけではヤラないこともある。その場合多くが、ヤラない奴が悪いで終わってしまう。
 それでは、何時まで経っても進歩はしない。ヤラないのが悪いのではなく、ヤレる環境作りに力を入れた方が建設的であると思いませんか。

【追記】
2012年6月15日容疑者確保とのニュース。ブログ作成2日後のことでした。
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