Android(Xperia・Desireほか)対応のBluetoothキーボード TK-FBP017(エレコム製)の入力実験&実売価格¥11,635は買いか?待ちか?
2010/07/28 エレコム社の新製品 スマートフォン対応Bluetoothキーボード TK-FBP017を入手。早速、Xperiaでのテストスタートです。
を掲載しましたが、本日までの試用経過による入力などの使い勝手と実売価格からみた、買いか・待ちかについて、考察してみたので、軽めに参考にして頂きたいと思います。
尚、本ブログは、Windows Vista(VAIO)に、TK-FBP017をHIDプロファイルで接続して入力を行っています。
ちなみに、Bluetooth搭載のWindows PC(その多くはノートPCかと思いますが)では、HIDプロファイルのキーボード接続はとても簡単で、本製品のマニュアルに従えば、僅か数分で使えるようになった事をお伝えしておきます。(つまり、フツーのBTキーボードとなんら変わりませんよ、ということです。
コントロールパネルのBluetoothで認識しているスクリーンショットです。
この製品には、SPPとHIDが実装されており、キーボード右上部にスイッチが付いています。
SPP - OFF - HID という並びのハードウェアスイッチです。
ということで、REUDOさんのキーボード
↑ と比べると、ほんのチョットだけ違うようです。
PCでの使用状況についても先に触れておきますが、いくつか挙動としてどうかなぁというポイントとして、マニュアル通りのキー動作をしない場合があります。
これは、対象アプリケーションや、OS毎に異なるかもしれませんが、私の場合は
- IMEのオンオフがマニュアル通りにはできない(通常「Fn+Esc」で切り替え)
→ 手動でWindows上の言語バーでIMEをオンオフすることで対処してます。 - 記号入力がWindows用ではなく、Apple用となる場合がある。
→ 自分のVAIOが英語キーボードだからかもしれませんが、キーずれは慣れているので、感覚で対処してます。 - せっかくXperiaで変換キーによる操作に慣れたのに、Windwosだと変換キーが効かず、スペースキーで変換することに。
→ これも、私のVAIOが英語キーだからかもしれません。日本語キーのノートPCで後日試したいと思います。
といったことなので、特別困ることもないわけですが、Windwosに繋いだのは、単に動作する事を確認するためではなく、SPP接続のXperiaだと、キーの反応が遅くて、SPPだからだろうと予測しているものの、念のため、HID接続での反応を確認せねばということで試したのですが、
HID入力、レスポンス早っ!
という感覚です。まったくストレスないですね。 いや、それが普通なんですけどね。
逆にSPP接続のXperiaは、どうもタイミングがずれてしまって、キーが押下できてなかったかと思って二度打ちしてしまうこともあったので、まず最初のポイントとして、
SPP接続のXperia(Android)では、キー入力のレスポンスに
あまり期待しない方が良い
ということをお伝えしておきます。
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さて、引き続き、Xperiaで試した結果をお伝えしますが、XperiaでEvernoteにBTキーボードの使い勝手入れておいて、ブログ編集時にPCで参照するって、意外にらくだなぁと、、、最近やっとEvernoteの便利さに気付いた私という遅さですね。
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以下、気になったポイントを中心にお伝えしますが、フツーだなぁと思ったところには触れないので、ダメ出しばかりになってしまいますが、恐らく、購入を検討する人にとっては最も重要なポイントではないかということで。
但し、出荷が8月2日から(Amazonでは)ということで、現在は、事前評価用のソフトウェアを使用しているということで、改善されている可能性もあり、実際の製品と異なる場合があります。 改善されたことに気付いた場合は、後日に追記・修正しますので、予めご了承ください。
『ついかにゅうりょくもじ』
これ、結構やっかいです。
広報の方に、マニュアルに無い入力は何かないですか?とお聞きしたところ、教えて頂いたものがこちらです。
ELECOM BTソフトウェアの入力画面でURL入力して「Fn+w」キーでハイパーリンクになるというもの。。。 このELECOM BTソフトウェア上のみなので、使わないかなぁ・・・
カタカナ変換がキーボードでできないようだ。
通常のWindowsキーボードであれば、F7でカナに変換したりできるわけですが、おそらくBTキーボード+EleWnnではできなさそうです。
(マニュアルに記載はなさそうでしたが、念のためサポートに別途確認したいと思いますが。)
で、仕方なく画面の変換『↑』をタッチ。
変換候補が広がって表示されます。
軽くタッチすれば、確定入力され、ちょっと長めに選択すると
確認ダイアログが表示されます。「選択」で確定入力、「閉じる」で未変換状態で元の状態に戻ります。
で、「確定」したので、カタカナでの入力完了です。
次に、カレントの入力モードが「かな」「英字(大)」「半角英数」の何れなのかがわからない、ということで、チョイ使いにくいですね。
EleWnnでは『全角かな』なのに、『全角英数』や『半角英数』モードだったりして。
関連して、「Esc」キーが入力モードの切り替えに割り当てられており、入力中に「Esc」を押すと、入力キャンセルすると同時にモードが変わってしまう。
つまり、入力仕掛けて止める時には、「Esc」キーを3回押さないと、元のモードかつ入力をキャンセルした状態にならない。
これは、まぁどちらでもということなのですが、未入力状態10分で、キーボードとのコネクションが切れてしまい、再接続の設定が必要となります。この再接続作業の時間がちょっと面倒で、もっと簡単に繋がる方法か、より長い時間、待受けしていて欲しいと思いました。
できれば、待受け時間をドライバーソフト側で設定できればなぁと。
次に、記号の入力についてですが、結構難儀です。
例えばですが、やじるし で変換候補の「→←↑↓」が表→示されているのに、いざ、変換キーを押しも表示されなかったり。(一度選択すれば、記憶してくれて出てきますが)
記号入力、日本語入力でどの記号が表示されるかなど、スキルが必要ですね。
実験は続く。 続けますが、実利用レベルをいかに高めるかがキーであり、製品用ソフトウェアで、どこまで改善・改良されているか、今後どのようなバージョンアップがなされるか、注目して、確認していきたいと思います。
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いろいろと、気になる点を羅列しましたが、現在、Xperiaでの日本語入力対応BTキーボードはコレしかないのです。 つまり、外付けBTキーボードでAndroidスマホが、大した手間を掛けずに日本語入力するためには、選択しがこれしかありません。
ということは、これを買うか・買わずに待つかという二択となるわけです。
気になる価格ですが、¥20,790(税込)のところ、Amazonにてチェックすると、
¥12,800かぁーと思ってtweetして、もう一度Amazon画面に戻ったら、ちょうど、金額が下がったタイミングみたいで。
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http://www.amazon.co.jp/dp/B003X0B6PW/
な、なんと、
¥11,635まで下がってます。
いきなりの44%オフ!
ということで、私なりに今日現在の『買うか?』『待つか?』を考えてみると、
- Apple製品(iPad・iPhone)で、携帯可能なキーボードが欲しい。Androidは使わない。
→ REUDO社のキーボードを迷わず選択。 但し、大人気で在庫状況が厳しいようなので、即納希望者は、在庫と実売価格をみて、良く考えて欲しい。
- - Android端末で携帯可能なキーボードが欲しい。できれば今すぐに。
→ 選択肢はコレしかありません。 但し、使い勝手と実売価格を見て、良く考えて判断しましょう。
- - Android端末で携帯可能なキーボードを使ってみたいけど、、、どうしよかな?
→ もしかしたら、XpeiaのOSバージョンアップ、その他もソフトウェアアップデートでHID日本語キーボードに対応するかもしれません。 いつになるか分からないけど、まぁいいかという方は、待ちですね。 - iPadとAndroid端末で携帯可能なキーボードが欲しい。
→ 将来、HIDサポートされるかもしれないし、iPadではフツーに使えるだろうということで、REUDO社製品の実売価格との差を考慮して、買っても良いかもしれませんね。
といったところかと思います。
キーボード側のソフトウェアについては、あきらめるとして、本体側のソフトウェア=ドライバおよび日本語入力(EleWnn)のバージョンアップには、大いに期待したいと思います。
画面タッチせずに、ほぼキーボードで入力できるようになれば、ひとまず満足となり、そして、将来的にHIDで繋がるようになれば、キー入力のレスポンスに対する不満というか時差も気にならなくなるであろうと。
また、まだ、十分に使いこなせておらず、直感的な操作が中心なので、本レポートの使いにくいと思っている点について、エレコム社に確認の上、回避方法があれば、追記掲載したいと考えております。
併せて、使い勝手など、確認して欲しいポイントがありましたら、コメント欄にてご連絡下さい。極力、確認して、追加情報として掲載したいと思います。
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◆関連情報
- Android搭載スマートフォンやiPhone 4などに対応! タッチパネルでの面倒な文字入力が快適にできる 折りたたみ式のBluetooth®キーボードを発売
http://www.elecom.co.jp/news/201007/tk-fbp017bk/index.html
- - スマートフォンに対応し、面倒な文字入力がパソコンと同じ感覚で快適にできる! スマートフォン対応Bluetoothキーボード TK-FBP017BK(製品情報)
http://www2.elecom.co.jp/peripheral/full-keyboard/tk-fbp017/
- - Amazon TK-FBP017BK
http://www.amazon.co.jp/dp/B003X0B6PW/
- - リュウド社(REUDO社)製モバイルキーボードRboard for Keitai
http://www.reudo.co.jp/rboardk/product.html
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同HID対応モデルRBK-2100BTJ
http://www.reudo.co.jp/rboardk/rbk-2000bt2.html
- - Amazon RBK-2100BTJ
http://www.amazon.co.jp/dp/B001AVXD9S/
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2010/07/15 【実験:REUDO RBK-2100BTJ(リュウド)】Buletooth HIDキーボード on Android
2010/07/10 『Android端末メーカ各社様、Bluetooth HIDインターフェイスと、それに対応する日本語IMEの実装をお願いします。』 from モバイルキーボードのリュウドさん&私
2010/07/09 今のXperiaに無くて、ほんのちょっとだけ残念なのは、Buluetooth HIDによる外部キーボード接続ですね。サードベンダーのHIDドライバーソフトKeyProとBlueInputで実験です。
2010/07/11 2010年7月16日(金)19:30に開催する『オルナタ勝手にAndroidオフ!』参加者は7名です。(残り3名枠です。)
2010/07/04 『オルナタ勝手にAndroidオフ!』を2010年7月16日(金)19:30に開催します。
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