オルタナティブ・ブログ > 破壊的イノベーションでキャズム越え >

国境なきオープンイノベーション(C&D)で、世界のソフトを日本で仕上げて世界で売り抜く!

大学発ベンチャー・学生ベンチャーは置いておき、日本の大学研究シーズへのファイナンス・寄付の必要性を今一度考えてみる。日本の未来と国際競争力は?

»

自分の周囲には、大学の研究や学生ベンチャーに関わる人が多くいるので、掲題のような話題になることもしばし。

大学発ベンチャーや学生ベンチャーについては、ファイナンスがうまく行っているケースもあり、単なる(?)VC投資先の一つとして、今日は書かなくていいやと思うのですが、

今日のメインテーマは、

「大学研究シーズへの資本投下が10年・20年・50年後の日本の未来を支えるのでは?」

です。

今日も、関する話について、Skypeでチャットしていたので、ふと、ブログに書きたくなりました。

といっても、この分野を研究・調査しているわけではなく、専門外なので正しくない考えや知識が含まれる可能性については、予めご了承頂いた上で、読み進めてください。

--

大学の研究は、スグに収益を生むかどうかもわからない、あるいは、収益に繋がるとは思えないものも多々あると思います。

しかし、研究には、資本(資金)が必要です。

仮に、1人で研究していたとしても、コストは掛るでしょうし、5人・10人で研究するならば、莫大な費用が掛ることが多いでしょう。

学生が研究を担えば、給与は払う事は求められないでしょうが、その指導・マネジメントに費用が掛るでしょう。

技術系の研究には予算がつきやすく、社会系の研究には予算がつきにくいかもしれません。

数億以上の予算が必要な研究もあれば、数十万・数百万で成せる研究もあるでしょう。

--

  • 資金を必要としないと考える研究者もいるかもしれませんが、あきらめている研究者も多いかもしれません。
  • 学内予算、官公庁・自治体などの公的予算、企業との共同研究による予算、企業や個人の寄付による予算、、、多様な可能性があると思いますが、それが行き渡るのかどうかといえば、そうではないと思います。
  • 「事業仕訳」という名で消えてしまった研究費を痛く思う研究者も少なからずではないかと思います。
  • 資本を得る事を訴える場が少ないかもしれません。
  • 資本を得る為の表現力が足りないかもしれません。
  • 資本を提供する側が、判断できない研究が多いかもしれません。
  • 資本提供者から要望される研究成果のアウトプットまでの期間・期限的に、制約があるかもしれません。
  • 様々な法律、税制によって、資本提供の機会が、減っているかもしれません。

--

と、マイナス要因をいくつか並べてみたのですが、逆にどうすれば良いのかということを考えてみると、

  • 金額の多寡によらず、提供を可能とするプッラットフォームやスキームの実現
    ファンド関連法の大学の研究者・研究機関に対する規制緩和(出資法・証取法など含む)、個人や起業からの寄付に関する税制・法制の改変・緩和など
    -
  • 研究者をサポートする組織・スキームの実現
    研究を伝える為のサポート、資本を得る為の情報提供、資本使途の管理などに関するサポート、研究報告に関する報告のサポートなど、本来の研究以外のことを考えたり作業することからの開放
    -
  • リターンを求める投資と、社会貢献的な寄付との棲み分けを考慮した受け皿組織や、組織を不要とする個人としての受け方の確立
    -
  • 多年度に渡る研究費をマイルストーン型で提供するスキームの確立
    -
  • 資本に投資性がある場合の会計的な時価評価基準やオフバランス化可能とするルールの確立
    -
  • シーズ時の寄付による少額資本提供から、アーリー・ミッドフェーズにおける投資へのシフトと利益相反とされない手法・ルール整備
    -
  • 研究成果に対するライツを資本提供者とシェアしやすい法整備・スキームの確立

-

書いてて、わけわからなくなってきた感はありますが、言いたかったことは、

  • 研究の価値は、資本を提供する側ではなく、社会に判断されるので、投資には及ばなくとも、シーズ段階での寄付による機会提供ができないのか?
    -
  • 研究の価値は、資本を提供する側のタイミングで、評価されるわけではないので、ファンドの償還期限などに依らない資本提供をして欲しい
    -
  • 資本提供者には分からないだろうとする研究者を生まないためのサポーター配備であったり、資金提供方法が必要であり、不透明な審査による資本提供の可否とならないような公開審査・審議による判断のオープン化(会議室=密室で決めてほしくない。本当のNG理由がわからない。など、ある意味、事業仕訳をオープンにやった事が、その内容の如何は別にして、リファレンスになるのではないかと思います。)
    -
  • 大学のOBなどの個人が、寄付をしやすい受け皿であったり、研究公開のイベントであったり、そこに人を呼ぶスキームなどの実現 (可能かどうかは別にして、金融系のプライベートバンキング部門では、資産家にリーチしており、投資ではないので、投資家もPBも、社会貢献の1つでしかないかもしれませんが、研究者への寄付を検討してもらうような情報提供のハブになりうるのでは?とか。 てきとーな考えと言われるかもしれませんが。)



と際限なく出てくるのは、やはり、未来の日本の為を思っての事です。

ここで述べたことの妥当性がないとか、間違えているとか、わかってないとか、いろいろな意見・提言・クレームもあるかもしれません。

しかしながら、研究無くして未来は無いと思います。

研究があってこそ、C&Dのコネクト先にもなりうるわけで、その対象が海外からのコネクトなのかもしれませんが、人口も少ない、資源も少ない日本なので、パテントやライツが、国益を担うと思います。

日本の研究者が、資本やサポートの整っている海外で研究を行い、全てが海外に留保されていることを見聞きすると、「なんとかしなくては」と、思います。

-

最後に、このようなことを日々研究している人・考えている人が、少なからずいるので、その研究や考えが、大きな力となることを祈り、また自らも、できることを、べきことを、考え、行動したいと思います。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する