オルタナティブ・ブログ > 中小ソフトハウス 経営者の必要・必然 >

経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

伸びる社員の共通項

»

 幹部やリーダー研修を行なう中で、伸びる可能性のある人材と伸び悩む可能性のある人材に、ある共通項があります。同じ環境で同じ刺激を与えたとしても、その反応には大きな違いが出て来ます。例えば、私の専門はシステム開発(業務アプリ及び組み込み開発関連)を中心としたソフトハウスやSI企業に対するコンサルティングなのですが、幹部やリーダー研修では他業界でのコンサル事例等をお話しています。その理由は原理・原則を掴む訓練をしてもらう為です。どんなビジネスにも必ず原理・原則があり、その事を理解できると視野が圧倒的に変化すると考えているからです。その意図する事もきっちりと説明をしてから研修に入るのですが、伸びる人と伸び悩む人ではその反応に違いがあります。

 私は研修の最後に必ず全員にその日の感想や気付きをお聞きします。その回答に大きな差が出てくるのですが、やはり成長する可能性の高い方は、その日に学んだ事を自分の現場と繋ぎ合わせて理解しようと考えます。ところが、伸び悩む傾向にある方は、良い感想は話すのですが、現場との関係性については一切言及されません。

 伸びる可能性の高い社員は何を聞いても、今の自分のビジネス領域で応用できないかという思考が働くのに対して、伸び悩む傾向にある社員は、学んだ事から発展させる力を持っていません。原理・原則という主旨を理解していれば、恐らく現場との関わりを意識する事が出来たと思うのですが、こればかりは強制できません。また、そう考えてくれと話をすると、恐らくそれらしい感想を話すと思いますが、それでは何の意味もありません。人は気づきの中から成長の因子が生まれます。研修をやらせて頂く事で私自身も多くの気付きを頂いています。

※ブログをお読みの皆様にお知らせです。

メルマガを同時に発刊しています。ご興味がありましたらお読み下さい。
【ソフトハウスのための幸福経営論】好評発刊中!
http://www.mag2.com/m/0000186996.html

※ブログをお読みの皆様にお知らせ その2です。

上記メルマでもお問い合わせを多く頂いておりますが、無料小冊子『中小ソフトハウスを元気にする30の方法!』をご希望の皆様にお送りしています。4月から配布を始めて、現在402名の皆様にお読み頂いております。
詳しい内容は下記アドレスをお読み下さい
http://www.funaisoken.co.jp/site/column/column_1182960165_196.html

Comment(0)