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経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

感謝の気持ちを情熱に・・・

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 あるご支援先の経営者と会食をしていた時の事です。その経営者が私にこんな告白をしてくれました。『長島さん。僕はね、7年前に命を失っていたかもしれないんです』実は過労から病が発生し、医者もこのままでは命が危ないと余命宣言とも取れる忠告があったそうです。そこから社長は考えました。『残される人達の事を考えると、ただただ申し訳なくて』命の炎が消えかかろうとした、その瞬間にも怖さではなく申し訳なさを家族と社員に対して感じていたそうです。

 ところが、ある時を境にして急激に容態は回復します。医者からも見離された状態からは考えられない事です。これも家族の支えと社員がいてくれたからだと社長は言います。そして貰った命だからこそ、もっと懸命に社員の為に命を使おうと決めたと言います。

 この話を聞いて、何と素晴らしい社長だろうと思いました。しかし、私のアドバイスはこうです。『その情熱を次に伝播させる時期が来ました。社長1人が命を削るのではなく、皆で一丸となって幸せを掴んでいくタイミングですよ』過去の体験から、社長は自分の命を削ってでも社員の為に働こうとします。しかし、何時の間にか会社も大きくなり、社員も増えてきました。今から大切な事は、社長1人の情熱で会社を動かすのではなく、協力してくれる仲間と共に情熱の火を伝えていく事なのです。社長にとって大切な事は何よりも健康です。情熱の方向性を自分1人から周囲の人へと変えていく事が大切なのです。

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