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経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

売り方の基本

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 船井総研に入社して私が実感した事は、商売は心理学であるという点です。特に船井総研ではBtoCビジネスの支援が多く、目の前にいるお客様にいかに商品を購入してもらうか、そこが大きなポイントになります。何故お客様がその商品を買うのか、どうしてこのお客様は買わないのか、そういう事を論理的に考えていく事が非常に重要になります。私が今携わっているBtoBのIT業界(システム開発を中心とした業界)では、こういった発想を中小企業の経営者は持っていません。BtoCでは生きる為に当たり前に理解している商売の心理を持っていない事が多いのです。

 例えば、数多くある飲料の中でどうしてこの商品を選択したのだろうか。これを自分に対して問い掛けるだけで、商売とは心理学なんだということが分かります。その日の気分のちょっとした事で人は購入する商品を変えています。また同じ飲料水でも、どうしてこの商品は118円でこの商品は158円なんだろう、と疑問を持ってみる必要があります。また、高額商品であれば誰が購入するのだろうか、と意識を向けてみるのです。

 私もコンサルタントと呼ばれる様になって、ほんの少しだけこういった事に興味を持つようになりました。すると、色んな事に気付かされます。その気付きの中で分かった事は、やはり商売の基本である売るという要素はBtoCでもBtoBでも関係なく応用できるという事です。よくBtoBに関しては営業力や事業戦略に意識が向いています。しかし、その根底にある商売の基本、売り方が分かっていなければ、どんな戦略も決して機能しません。まずは自分の消費体験の分析からです。トライしてみて下さい。

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