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オンライン詐欺の被害者にならないために

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来週早々に、APWG という米国で設立されたフィッシング対策の非営利団体が主催する「ネット犯罪対策運用サミット(CeCOS II Tokyo)」が開催されます。日本では、フィッシング詐欺などというと他人事のように感じる人も多いような気がしますが、実は人ごとではありません。

以前は、機械翻訳したような日本語だったり、稚拙な言い回しで一見して「おかしい」と思うようなスパムメールが多かったわけですが、最近では、それも徐々に洗練されつつあります。

少し前の記事になりますが、たとえば

▼クレジットカード詐欺との果てしない戦い
 拡大する被害に対して、オンライン小売り業者がとりうる防御策とは?
 http://www.ciojp.com/contents/?id=00003251;t=46

とかいう記事を読んでみてください。そこには、

運命を左右する“決定的瞬間”
顧客がWebサイト上のショッピング・カートに希望する商品を登録し、クレジットカード番号と配送先住所を入力し、購入ボタンを押す――。米国経済にとって今、重要な意味を持つ“決定的瞬間”はその直後に訪れる。それは、小売り業者がその取り引きを承認し、注文された品を発送するか否かを決める瞬間だ。今、市場には偽造カードや不正入手されたカード情報が広く出回っており、それを悪用して不当に品物を頂戴しようというやからが後を絶たないのだ。

というように、緊張感あふれる書き出しがあります。

この手の犯罪被害に遭わないためには、事前の情報収集が重要な意味を持ちます。CeCOS II Tokyo のオンライン受付は昨日終わってしまいましたが、興味を持って注目することは必要でしょう。

本当なら、会議に参加するのがいいと思います。会議のレポートが記事になったとしても、会場でしか聞けない話は山ほどあるからです。これは、参加者だけが得られる利益でしょう。なんといっても、本来なら英語などで行われるプログラムを(同時通訳ではあっても)日本語で聞けるメリットは、日本での開催時にしかありえませんし。^^;

みなさん、CeCOS II Tokyo に注目しませんか?

▼ネット犯罪対策運用サミット(CeCOS II Tokyo)
 http://www.antiphishing.org/events/2008_operationsSummit_jp.html

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