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ERP,SCM,CRM.DWH,BI,モバイルでの見方、考え方で感動したこと書いていきます

ITソリューション(ERP、SCM、CRM、電子調達)の登場と衰退と定着のパターン

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ERP、SCM、CRM、電子調達等のITソリューションの登場と、その後の推移は、どの分野でも同じ傾向が見られます。

ERPの分野ではSAP、Oracle EBS等、先駆的大手ベンダーが海外から上陸し、ベンダーのプロパガンダに煽られ、各企業は大いなる期待値の下、高額なパッケージを導入しました。
多くの場合は期待通りのROIは達成されずブームが去ってしまいました。

ブームから10年位経って、メディアも騒がなくなると、そのソリューションは本当に消えてしまったか、本当に定着したかのどちらかです。

生産系では、いつの間にか、R-PiCSの様な国産ベンダーが、リーゾナブルな価格で、日本の要求仕様に合ったパッケージを開発し、静かに各企業に定着し始めています。

SCMでも、i2、マニュジスティックス等がもてはやされ、ブームを巻き起こしましたが、その後はERPと同様に、当初の期待を大いに裏切り、衰退して行きましたが、最近では計画系SCMではAsprova SCM、実行系SCMではφ(ファイ)・コンダクターといった国産ベンダーがリーゾナブルな製品を出荷しています。

CRMでは、コールセンター系のVantive、SFA系のSiebelが先駆的役割を果たしました。
コールセンターはそれなりに定着しましたが、特にSFA系では多くの企業が定着に失敗し、投資に見合う成果を上げることが出来ませんでした。ところが最近ではSaaSのSalesforceが高いカスタマイズ性を武器に定着し始めています。

電子調達の世界でも、約10年前、アリバとコマースワンがバブルの様に、大いなるブームを巻き起こしましたが、コストに見合った成果を挙げられずに終わりました。
気が付くと、今では国産各社がリーゾナブルなeプロキュアメントのASPを提供しています。

調達にはソーシングとプロキュアメントの2面がありますが、従来の電子調達、電子見積りのシステムは、総てeプロキュアメントであり、RFP、見積書は電子化され、リバースオークションの機能もありますが、ソーシングは人間系に任されていました。

eプロキュアメントでは、事務作業の自動化は出来ますが、これだけでは調達コストを大幅に削減することは出来ません。
リバースオークションの機能があるではないかとの意見もあると思いますが、かえって高止まりすることもあり必ずしも有効ではありません。

電子調達の新潮流として、従来は人間系に任されていたソーシングの部分に特化したCombineNetといったASPサービスが注目を浴びています。
ソーシングとは、どのサプライヤーから何を幾ついくらで調達するかを決定することですが、文字通り戦略調達そのものです。

次回は、CombineNetのことを詳しく書いていきたいと思います。

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