コンシューマーマーケットにおけるクラウドコンピューティングの覇者、Googleがいよいよエンタープライズマーケットにも本腰を入れ始めました。
エンタープライズ向けのApps Premier Editionの月額費用は、1アカウント僅か500円(年額6000円)です。なんと感動的なお値段でしょう!!
他にも、教育機関向けのGoogle Apps Education Edition があります。2007年に日本大学が10万ユーザのGoogle Apps導入を発表して話題になりました。
友人から広告無しのGmailが届きました。理由を聞くと、加盟している地元のCATVのメールを使っているとのこと、このようなパートナー向けEditionもあります。
Standard Editionは無料のGoogleアカウントを取れば、誰でも無料で使えます。
Google Appsには、Gmail、Googleトーク、Googleカレンダー、Googleサイト、Googleドキュメント、Googleビデオ等の機能が含まれます。
Gmailは独自ドメインで1アカウント25GBのメールボックスがあり、スパムやウィルスフィルター付きです。
Googleカレンダーはスケジュールの共有や、会議室やプロジェクターの予約にも使えます。
Googleサイトは、1ドメイン10GBで情報共有のためのファイルサーバとして使え、新規登録や更新のお知らせ機能もあります。
Googleドキュメントは、MSのWord、Excel、PowerPointに相当します。この原稿もGoogleドキュメントで書いています。ドキュメントで作成したコンテンツをMSのWord、Excel、PDF、PowerPoint形式に変換することもできます。Word、Excel、PDFへの変換は完璧ですが、PowerPointへの変換は完璧ではないようです。
Googleドキュメントで作成したコンテンツを、Google Appsユーザではない人に送った場合、受け取った人はブラウザで閲覧でき、更新したい場合は無料のGoogleアカウントを登録すればOKです。
Googleビデオは1アカウント3GBで社内YouTubeとして使えます。
これだけの機能があって1アカウント僅か500円です。SLAは99.9%です。もう、メールサーバやファイルサーバを購入して管理したり、MS Officeを購入するのはばかばかしくはないですか?
SaaSやクラウドコンピューティングは完全に身近なものになりました。