【図解】コレ1枚でわかるクラウド移管の考え方
システム構成や運用をそのままに既に所有しているシステムをパブリック・クラウドへ移行してもコスト削減は困難です。その理由は、次の通りです。
- サーバーの台数が多いとシステムが複雑になり、作業費用や保守・サポート費用が増加する。
- サーバーは稼働時間に応じて課金されるため、所有するシステムと同じ常時稼働を前提とした運用方法では料金が嵩んでしまう。
- パックアップや冗長化構成、他のサポート・オプションの使い方次第では、料金は大きく変動する。
- データのダウンロード(外部へのデータ持ちだし)や外部ネットワーク回線費用(閉域網、国際回線等)は別途必要になる。
- 運用管理などに関わる社員の人件費はクラウドに機能が移管してもそのまま残ってしまう。
結果として、以前よりコストが増える、運用管理負担が増える、機能面で利用部門のニーズに応えられない、サービスレベルが低下する、セキュリティが担保できないといったことになりかねません。
この事態を避けるためには、クラウドに最適化されたシステムに設計し直した上で、以下の優先順位で移行するのが現実的です。
- できるだけ開発も運用も必要のないSaaSへ
- アプリケーション開発が必要な場合は、開発や実行の仕組みが予め用意され運用管理も任せることのできるPaaSやFaaS(Function as a Service:サーバーレスを提供するサービス)へ
- どうしても既存構成や運用を踏襲しなければならない場合はIaaSやベアメタルへ
また、ひとつのプログラムにたくさんの機能を詰め込んだアプリケーションを、機能別の部品(マイクロ・サービス)に分解して、コンテナに格納しCaaS(Container as a Service)あるいはFaaSで稼働させる選択もあります。
これに合わせて情報システム部門の役割やスキルを見直し、クラウド利用に取り組むべきでしょう。ITベンダーは、そんな顧客のニーズに応えられるサービスやアドバイスを提供してゆくことが求められています。
【募集開始】新入社員のための「1日研修/一万円」
社会人として必要なデジタル・リテラシーを学ぶ
ビジネスの現場では、当たり前に、デジタルやDXといった言葉が、飛び交っています。クラウドやAIなどは、ビジネスの前提として、使われるようになりました。アジャイル開発やDevOps、ゼロトラストや5Gといった言葉も、語られる機会が増えました。
そんな、当たり前を知らないままに、現場に放り出され、会話についていけず、自信を無くして、不安をいだいている新入社員も少なくないと聞いています。
そんな彼らに、いまのITやデジタルの常識を、体系的にわかりやすく解説し、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうというものです。
【前提知識は不要】
ITについての前提知識は不要です。ITベンダー/SI事業者であるかどうかにかかわらず、ユーザー企業の皆様にもご参加頂けます。
デジタルが前提の社会に対応できる営業の役割や仕事の進め方を学ぶ
コロナ禍で、ビジネス環境が大きく変わってしまい、営業のやり方は、これまでのままでは、うまくいきません。案件のきっかけをつかむには、そして、クローズに持ち込むには、お客様の課題に的確に切り込み、いまの時代にふさわしい解決策を提示し、最適解を教えることができる営業になることが、これまでにも増して求められています。
お客様からの要望や期待に応えて、迅速に対応するだけではなく、お客様の良き相談相手、あるいは教師となって、お客様の要望や期待を引き出すことが、これからの営業に求められる能力です。そんな営業の基本を学びます。
未来を担う若い人たちに道を示す
新入社員以外の若手にも参加してもらいたいと思い、3年目以降の人たちの参加費も低額に抑えました。改めて、いまの自分とこれからを考える機会にして下さい。また、人材育成のご担当者様にとっては、研修のノウハウを学ぶ機会となるはずです。教材は全て差し上げますので、自社のプログラムを開発するための参考にしてください。
次期・ITソリューション塾・第40期(2022年5月18日 開講)の募集を始めました。
コロナ禍は、デジタルへの世間の関心を高め、ITへの投資気運も高まっています。しかし、その一方で、ITに求められる技術は、「作る技術」から「作らない技術」へと、急速にシフトしはじめています。
この変化に対処するには、単に知識やスキルをアップデートするだけでは困難です。ITに取り組む働き方、あるいは考え方といったカルチャーを変革しなくてはなりません。DXとは、そんなカルチャーの変革なしでは進みません。
ITソリューション塾は、ITのトレンドを体系的に分かりやすくお伝えすることに留まらず、そんなITに関わるカルチャーが、いまどのように変わろうとしているのか、そして、ビジネスとの関係が、どう変わるのか、それにどう向きあえばいいのかを、考えるきっかけになるはずです。
- SI事業者/ITベンダー企業にお勤めの皆さん
- ユーザー企業でIT活用やデジタル戦略に関わる皆さん
- デジタルを武器に事業の改革や新規開発に取り組もうとされている皆さん
- IT業界以外から、SI事業者/ITベンダー企業に転職された皆さん
- デジタル人材/DX人材の育成に関わられる皆さん
そんな皆さんには、きっとお役に立つはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
- 日程 :初回2022年5月18日(水)~最終回7月27日(水) 毎週18:30~20:30
- 回数 :全10回+特別補講
- 定員 :120名
- 会場 :オンライン(ライブと録画)
- 料金 :¥90,000- (税込み¥99,000)
- 全期間の参加費と資料・教材を含む