【図解】コレ1枚でわかるブロックチェーンで使われる暗号技術 2/2
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昨日のブログでは、「ハッシュ関数」と「公開鍵暗号」について解説したが、この技術を組み合わせることで、送信者が送ったデータが改竄されずに受信者に届いたことを証明することができるようになる。この仕組みは「電子署名」と呼ばれ、その手順は次の通り。
- 送信者は、送ろうとしているデータのハッシュ値を作る。
- そのハッシュ値を自分の秘密鍵で暗号化する。
- 暗号化されたハッシュ値をこれから送るデータに付加。この部分を「電子署名」と呼ぶ。
- 送信者は、この電子署名が付加されたデータを受信者に送る。
- 受信者は、電子署名の部分を予め送信者から送られていた公開鍵で複合化し、ハッシュ値を取り出す。
- 受信者は、データ部分のハッシュ値を作る。
- 電子署名とデータのそれぞれのハッシュ値を比較して、両者が同じであれば、データは改竄されずに送信者から受信者に渡ったことが証明される。
「ハッシュ関数」、「公開鍵暗号」、「電子署名」をブロックチェーンでは次のように使っている。
- 「公開鍵暗号」で、匿名性を守りながら個人を紐付ける
- 「ハッシュ関数」で、取引ブロックのハッシュ値を作り、それを一連のブロックに順次埋め込み、取引の改竄を防ぐ
- 「電子署名」で、取引内容の改竄を防ぐ
それぞれの技術はどれも新しいものではなく、以前から使われていた実績のある技術だ。これら信頼できる「枯れた」暗号技術を巧みに使いこなしているところに、ブロックチェーンの革新的なところがあるとも言える。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
LiBRA 2019/3月度版リリース====================
- ITソリューション塾が2月より新しいシーズン(第30期)に入りました。それに伴い、下記プレゼンテーションを更新しました。
- 動画セミナーの一部を新しい内容に更新しました。
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- 【改訂】サイバー・フィジカル・システムとデジタル・トランスフォーメーション
- 【改訂】ソフトウエア化するインフラとクラウド・コンピューティング
- 【改訂】IoT
【改訂】総集編 2019年3月版・最新の資料を反映しました。
*ITソリューション塾が2月より新しいシーズンに入りました。それに伴い、下記プレゼンテーションを更新しました。
- 【改訂】サイバー・フィジカル・システムとデジタル・トランスフォーメーション
- 【改訂】ソフトウエア化するインフラとクラウド・コンピューティング
- 【改訂】IoT
- 【改訂】AI
ビジネス戦略編
- 【改訂】フィジカルとデジタル(2) p.4
- 【改訂】デジタル・トランスフォーメーションを加速するサイクル p12
- 【改訂】業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態 p.10
- 【新規】差し迫るSI/SES事業の限界 p.24
- 【新規】顧客価値とは何か p.195〜199
- 事例:RPA導入における業務の流れ195
- 提案と価値とは何か196
- 提案が成功する3つの要件197
- ソリューション営業は通用しない198
- 「共創」ビジネスの本質199
*ノートに解説も合わせて掲載しています。
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
- *変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
- 【新規】「情報」を意味する3つの英単語の違い p.4
- 【更新】一般的なプログラムと機械学習を使ったプログラム p.22
クラウド・コンピューティング編
- 【新規】クラウドによる新しいIT利用のカタチp.17
- 【新規】クラウドへの移行を成功させるための7原則 p.100
- 【新規】クラウドへの移行が難しい場合 p.102
サービス&アプリケーション・基本編
- *変更はありません
サービス&アプリケーション・開発と運用編
- *変更はありません
ITの歴史と最新のトレンド編
- 【新規】依存集中型から自律分散型へ p.22
ITインフラとプラットフォーム編
- 【新規】ソフトウェア化とはどういうことか (1) p.60
- 【新規】ソフトウェア化とはどういうことか (2) p.61
- 【改訂】「インフラのソフトウエア化」の意味・仮想化の役割 p.62
テクノロジー・トピックス編
- *変更はありません
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