【図解】コレ1枚でわかるブロックチェーンで使われる暗号技術 1/2
ハッシュ関数
「ハッシュ関数」とは、あるデータからそのデータを要約する固定長の数列を生成する演算手法のことで、「要約関数」ともよばれている。
得られた数列は「ハッシュ値」と言う。「ハッシュ値」は元のデータが同じであれば、同じ数列となる。しかし、その数列から元のデータを復元することはできない。また、大きさや内容の異なるデータでも同じ長さ(固定長)の数列になる。このような特性を利用して、データ内容の比較を高速に実行することができる。
異なるデータから異なるハッシュ値が必ず生成されることが「ハッシュ関数」の理想ではあるが、現実的には難しく、似ている2つのデータから似ているハッシュ値が生成されないことやハッシュ値から元データが復元できないなどの要件を満たすことで、実用面での信頼性や安全性などを担保している。
公開鍵暗号
一対の暗号鍵によって、片方の鍵を暗号化に、もう片方を複合化(暗号化されたデータを元のデータに戻す)に使う暗号方式のこと。
例えば、ある相手と暗号化されたデータをやり取りしたい場合、そのデータの受け手は、片方の鍵を相手に渡すか、どこかネットワーク上の公開の場にその鍵を置いておく。この鍵を「公開鍵」と呼ぶ。
受け手の「公開鍵」を手に入れた送り手は、それを使ってデータを暗号化し、それを相手に送る。暗号化されたデータを複合化するためには、「公開鍵」と対になったもう片方の鍵でなければできない。一度「公開鍵」で暗号化してしまえば、対の鍵がない限りだれもデータを元に戻すことができないので、暗号化のための鍵を公開してしまっても問題はないのだ。
受け手は、対の鍵を公開しなければ、自分以外は複合化できないので安全にデータの受け渡しができる。この対になる鍵を「秘密鍵」と呼ぶ。
この「秘密鍵」は、暗号化にも使える。例えば、送り手が自分の「秘密鍵」でデータを暗号化する。そのデータは、送り手の「公開鍵」でしか複合化できない。だから、受け取った側は、送り手の「公開鍵」で複合化できれば、これはその送り手のデータであることが証明される。このやり方を使うことで、「電子署名」を実現している。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
LiBRA 2019/3月度版リリース====================
- ITソリューション塾が2月より新しいシーズン(第30期)に入りました。それに伴い、下記プレゼンテーションを更新しました。
- 動画セミナーの一部を新しい内容に更新しました。
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- 【改訂】サイバー・フィジカル・システムとデジタル・トランスフォーメーション
- 【改訂】ソフトウエア化するインフラとクラウド・コンピューティング
- 【改訂】IoT
【改訂】総集編 2019年3月版・最新の資料を反映しました。
*ITソリューション塾が2月より新しいシーズンに入りました。それに伴い、下記プレゼンテーションを更新しました。
- 【改訂】サイバー・フィジカル・システムとデジタル・トランスフォーメーション
- 【改訂】ソフトウエア化するインフラとクラウド・コンピューティング
- 【改訂】IoT
- 【改訂】AI
ビジネス戦略編
- 【改訂】フィジカルとデジタル(2) p.4
- 【改訂】デジタル・トランスフォーメーションを加速するサイクル p12
- 【改訂】業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態 p.10
- 【新規】差し迫るSI/SES事業の限界 p.24
- 【新規】顧客価値とは何か p.195〜199
- 事例:RPA導入における業務の流れ195
- 提案と価値とは何か196
- 提案が成功する3つの要件197
- ソリューション営業は通用しない198
- 「共創」ビジネスの本質199
*ノートに解説も合わせて掲載しています。
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
- *変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
- 【新規】「情報」を意味する3つの英単語の違い p.4
- 【更新】一般的なプログラムと機械学習を使ったプログラム p.22
クラウド・コンピューティング編
- 【新規】クラウドによる新しいIT利用のカタチp.17
- 【新規】クラウドへの移行を成功させるための7原則 p.100
- 【新規】クラウドへの移行が難しい場合 p.102
サービス&アプリケーション・基本編
- *変更はありません
サービス&アプリケーション・開発と運用編
- *変更はありません
ITの歴史と最新のトレンド編
- 【新規】依存集中型から自律分散型へ p.22
ITインフラとプラットフォーム編
- 【新規】ソフトウェア化とはどういうことか (1) p.60
- 【新規】ソフトウェア化とはどういうことか (2) p.61
- 【改訂】「インフラのソフトウエア化」の意味・仮想化の役割 p.62
テクノロジー・トピックス編
- *変更はありません