GPD PocketにGemini PDA。小さなキーボード端末に拘る理由とは?
モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。
日々、仕事にプライベートにモバイル機器を活用していますが、特にこだわっているのが、キーボード内蔵端末です。タッチ操作のスマートフォンが全盛ではありますが、キーボード内蔵端末が好きなんですよね。
現在使っているのが、WindowsモバイルノートGPD Pocketと、Android&LinuxデュアルブートGemini PDAです。どちらもキーボードを内蔵しており、とても小型な端末になっています。
GPD Pocketは、7インチサイズ、約500gの小さなノートパソコンですが、Windows 10が動いています。画面タッチもできます。スペックとしては、ひと昔前のマイクロソフトSurface 3程度のため、現在の最新スペックのノートパソコンにはかないませんが、ワードで文書を作ったり、エクセルやパワーポイントの閲覧、簡単な画像加工程度であれば、十分にこなすことができます。
そして、Gemini PDAは、約5.99インチのディスプレイを搭載した、約320gのAndroid&Linuxデュアルブートのモバイル機器です。SIMを内蔵できるLTEモデルもあります。見た目は、古く懐かしいPDAそのものですが、それもそのはず、PDAの名機と呼ばれていたPsionのデザイナーが設計したモデルだそうです。スペックは高くありませんが、キーボードの入力は、かつてのPDAのように快適に入力できます。
タッチ操作が便利な時代に何故キーボード内蔵端末なのでしょうか。やはり旧世代としては、キーボード入力が好きなんですね。タッチ操作によるフリック入力や、音声入力を多用するユーザーが増えている中、私はどうしてもキーボードが好きです。手に脳があるのではないか、という感じで、指が勝手に動いて入力するようなイメージです。
頭の中でアウトラインを決めておき、後は指が動くままに文章を入力する、そんなスタイルで30年以上入力しているため、このスタイルが身についています。逆に、キーボードがないと文章がまとまらなくなってきています。
こんなユーザーにとっては、キーボード内蔵端末が必須ではあるのですが、モバイルユーザーは、いつでもどこでも入力したいものです。そんな用途では、なるべく小さく、かつ、入力がしやすいもの、に拘ってきました。
PDA時代からスマートフォン時代に使ってきたキーボード内蔵端末は、こんな感じになっています。これでも全機種ではなく、一部の機種です。中央に、現在使っているGemini PDAとGPD Pocketを並べてみました。
ここまでくると、コレクターマニアのようではありますが、全て実用で使い倒した機器で、ボロボロになっています。しかし、沢山の文書をこれらの機器で入力してきました。
タッチ操作端末や音声入力が便利になってきた世の中ではありますが、いつまでもキーボード内蔵端末へ拘っていきたいと思っております。各メーカーからのリリースを期待しております。