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モバイルを使い始めて30年の筆者が活用しているモバイル機器、モバイルシーンを紹介していきます。スマートフォン、ノートパソコン、PDA、携帯電話に加え、様々なネットサービス(ソーシャル、クラウド、レンタルサーバーなど)、周辺機器(Bluetoothヘッドセット、Bluetoothキーボード)との連動をご紹介します。

白ロムスマホを使うという選択肢(第31回)

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

スマートフォンを購入する場合は、携帯電話のように通信会社より新規、または、機種変更にて買うのが一般的です。通信会社から購入することで、24ヶ月縛りの割引プランや、MNPによる割引を受けることにより、端末価格が「実質●円」という24ヶ月使うことで割引になる、という仕組みをユーザーは利用しています。

この24ヶ月の割引は一見お得なようですが、最近機種が毎月のようにリリースされるスマートフォンにおいて、24ヶ月使い続けるのは、私のような新しい物好きなユーザーにとっては非常に苦痛になる場合があります。24ヶ月使わなければ、割引分が無駄になってしまったり、端末を分割で買っている場合、残金の支払いが発生してしまったりします。

このような通信会社からの縛りから逃れるためには、定価で買ってしまい、次々と新機種を買えば良いのですが、そこまで潤沢に資金がある訳でもありません。

短期間で機種を変えたい、というユーザーにとって、一つの選択肢として中古の白ロムを購入する、という方法があります。白ロムとは、SIMカードの入っていない携帯電話のことです。端末のみを購入して、SIMカードは自分で契約しているものを入れることになります。

日本においては、このSIMカードを入れ替えて利用する、という方法は一般的ではありませんが、海外では国によってはスタンダードな方法になっています。例えば、中国と香港を往復する生活をしている方にとっては、中国用のSIMカードと香港用のSIMカードの2枚を持つのが日常的になっています。

ただ最近、中古のスマートフォンが流通するようになってきました。日本のスマートフォンはSIMフリーではないので、中古を購入する場合に自分のSIMカードに合った通信会社を選択する必要はありますが、白ロムのスマートフォンを購入して、自分のSIMカードを挿して使うユーザーが増えてきているようです。

白ロム端末の中には、赤ロムと言って通信会社との契約が残ったまま売買されており、使っている内にロックされてしまうという端末も存在するようです。また、auのようにキャリア内ロックがかかっており、auのスマホを購入しても、販売店にて登録作業をしないと使えない端末もあります。

本来であれば、SIMフリー端末を購入したいところではありますが、日本ではなかなか難しいので、このような中古の白ロムを利用することで、リーズナブルにいろいろなスマートフォンを利用できます。リスクもありますが、機会があれば、是非お試しください。

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