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ユーザにとっての使い勝手のよいITについて考える

ロングテールなサービス

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少し前になりますが、ロングテールといったキーワードがよく聞かれることがありました。
お店で並べて売る、営業マンが見積もり提出し、受注すると言った商品/サービスでは、ある程度の粗利が必要となるため、当然売れない商品・サービスについては淘汰されていくというのが必然だったのですが、誰しもがインターネットに接続して、リッチな検索画面を駆使するようになると、営業コストを全くかけなくても、少しずつ販売でき、全体としての収益に貢献するというものです。

営業コストをかけていないため、粗利が多少悪くても、収益は期待できますので、なかなか、今までのビジネスモデルからすると、魅力的なキーワードだと感じています。

ただ、以前は、アマゾンのような企業体に対して当てはめて考えてみることが多かったのですが、最近、ソフトウェアについても同様のニーズがあるのではないかと考えています。

グループウェア、会計ソフトなどのようにある程度マーケットがあり、商材も分かり易く、そこそこの機能があれば売れていくものはよいのですが、ソフトウェアサービスでも、上記のロングテールモデルのように、そもそもマーケットが非常に小さいのですが、確実にそのサービスを利用したいというユーザがいるものです。

当社はまだ知名度もそれほどなく、ブランド力もそれほど強くないため、戦略としては上記のロングテールの先にいるユーザニーズをとらえてサービス化することで、他の競合会社との競争を避けていければという戦略です。
なので、他社がやっていない。他社がやっていても、少ない、高いというところは非常に興味があります。

でもさすがに王道サービスもあります。当社のグループウェアは、勤怠や交通費経費精算が可能なのですが、それはそれで王道ではあります。
その一方で、例えば、会計事務所向けの作業進捗、収益管理サービスなどは、多くの会計事務所が10名以下の規模であることを考えるとマーケット自体は非常に小さいものになります。
よくサービスをリリースした時に、同業他社様より、「これは、売るのは難しいよ。うちもトライしたことがあるけど、全然駄目だった・・・。」と言ったお言葉を頂いた記憶があります。

確かにリリース直後はある程度費用をかけて販促を行っていましたが、販促費用の割には受注率が悪く、2年目以降はローコスト営業に徹しています。(笑)
現状はユーザも増えてきており、当社の収益的にも1つの柱となってきました。今後も爆発的にユーザが増えることはないと思いますが、ロングテールと考えれば、非常に面白いサービスだと思います。

他の機能でも同じようなものがあります。
例えば、SFA向けに開発した、ポイント管理機能も同じです。営業マンの入力率が悪いので、受注額、件数以外にSFAに入力することを会社として評価します。という方針に沿って、入力率、入力内容などに応じて、自動でポイントが発行される仕組みです。
ある代理店の方から相談を頂き、私の「それ面白いですね!」のノリで開発に着手しました。

上記のようなニッチ(?)な機能はどれもすべてユーザからの要望にて開発を進めています。
当社の方針として、2名でも「それいい。使いたい」と言われれば、かなり前向きにサービス化を進めています。
ただ、開発しっぱなしではありません。

ユーザニーズに素早く応えることが最も大切なことと考えています。先程ご紹介した会計事務所向けサービスについても同様ですが、
サービス開始直後からご利用頂いているユーザ様には、全く別のサービスになりましたね。と言われる程改善、バージョンアップを行っています。
ちなみに、年間150~200件くらい合計でバージョンアップリリースしています。


よく、そんなにバージョンアップして大変ですね。と言われますが、それには理由があります。
いわゆる超ローコスト開発なんですが・・・。
その内容については次回にしたいと思います。

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