VoIP over 3G の衝撃?iPhoneで試してみました。
随分久しぶりの記事となってしまいました。
先日、電話関係のパートナーの方とお話していた時に、FMCの話題になりました。
FMCとはFixed Mobile Convergenceの略で、要は会社の電話と携帯が同じように使えますよという仕組みになります。
当社もIP-PBXのセントレックスサービスを行っていますので、自社にPBXがなくても、インターネットに接続出来る環境があれば、どこでもそこが自社の電話として受発信、内線転送もできる環境になり、特定の携帯キャリア端末と組み合わせれば、外出先からでも自社のPBX(といってもインターネットにある当社が管理するIP-PBX)経由で受発信することができたりします。
そんな話の中で、通信費用が大幅に削減できたりするメリットもあるのですが、端末がキャリアに縛られたりと言う点もひっかかっていたりしていたところ、iPhoneでソフトフォンが動作するという話になりました。
なるほど、実は私はiPhoneユーザなんですが、外出先ではほぼこの端末1台で仕事の情報を管理していたりします。会社のメールの受信はもちろん、フルブラウザやマップアプリなんかも非常に便利ですし、スケジュールや、顧客接触履歴、名刺情報などもiPhoneアプリケーションで参照しています。ただ、単純にインターネット端末として使っているので、別に携帯電話をもっています。2台持つのが結構いやな私は、携帯電話は鞄の中にいれていたりすることもしばしば。
iPhoneでソフトフォンが動作するとなると、つまりは、3Gのパケット通信で電話ができるということですので、早速試してみたところ、これが非常にできがいいんですね。当初ネットワーク回線の問題で、音声は期待していませんでしたが、多少のパケットロスはあるものの、通話は十分ではないかと感じています。
当社ももちろん自社サービスであるデータセンター内のIP-PBXを使用していますので、iPhone端末が会社の電話であり、内線端末となることになります。発信も会社経由ですし、内線として転送も可能です。iPhoneは個人使用ですので、番号がばれることもなく、通話料は自動で会社負担になります。
驚いたのは、着信なんですが、ソフトフォンアプリを起動していなくても、着信するとiPhoneのPush機能で本体がプルプル振動します。
これは、まさに携帯電話としての機能を満たしている?んだと思います。
一部、SIPサーバへのレジストタイムラグや着信時の処理で改善の余地はあるものの、時代の進歩に驚きました。
今後、スマートフォンの普及にともなって、モバイルでもVoIPが使われる時代になってくるのでしょうか。
といっても、私の携帯の着信がなくなる訳ではないと思いますので、引き続き2台持ち歩く必要があるのですが・・・(笑)
(※音声の品質については、あくまで個人的な見解ですのでご了承下さい)