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テクノロジーとライフスタイルの未来を夢想しよう

新品の服をそのまま着るか、洗ってから着るか?て話から

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  少し前に「服、買ってすぐに洗いますか?」というタイトルのニュース(コラム?)が出ていました。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1225762573946.html
  つまり、買ってきた服を着る前に洗濯するかどうか?ということ。。。

  厳格な調査結果というわけではないようですが、これによると世の中半分くらいの人は買ってきた服を洗ってから着るとのこと。

  新品の服を洗ってから着るというのは、考えたこともなかったかも。パリッとおろしたての服を着るのがなんかうれしいわけで、よっぽどなことがなければ洗わないというのが僕個人としては常識なわけです。
  でも、反対の常識を持つ人が少数ではなく半数もいるって!!。確かにオフィスで何人かに聞いたところやはり半々くらいの反応でした。

  これで思い出したのですが、アクセンチュアにいた頃、クライアントサイド(ユーザサイドの視点で)の仕事をしていて、システムベンダーのマーケティング(商品の説明の仕方、プライシング、サポートプログラムなど、対ユーザというか顧客向けの各種施策)があまりにもユーザのことを考慮していないことを不思議に感じおりました。
  実はそれならいっそ、ベンダー側でそれをどうにかしてみよう!!というのもその後マーケティングに転じた動機のひとつだったりします。

  ソフトウェアベンダーに移ってから、先の疑問をぶつけてみると「ベンダーにはベンダーの常識がある」とか、「従来こういうやり方でやってきてるんだから問題ありません」というような発言が返ってきてびっくりしました。

もちろん、ベンダーとユーザには立場の違いやそれぞれの利益が必ずしも一致するとも限らないわけですから、ある程度はそういうものかもしれません。

ただ、”今までと同じにしておけばよい”とか、”俺たちの常識はこうだ”という姿勢は時として危険というか、間違いのモトになる可能性があることを忘れてはならないと思います。

殊にマーケティングは、市場や顧客に対して自社の製品やサービスを最良の選択として認知、理解、納得、満足してもらうための仕組みを考え続ける仕事なので、常に常識を疑い本当のところを見つけ出すよう心がけるべし。

そんなことを、改めて肝に銘じるきっかけになりました。

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