WiMAXがやってきた。クラウド時代においても兵站、補給は重要なファクター
昨日、モニター当選したWiMAXが自宅に届いた。
喜び勇んで箱を開け、ドライバおよびユーティリティを設定したが、
なんと自宅の部屋では圏外だった。残念。
気を取り直して本日打ち合わせや作業の合間を見ながら試しはじめているところである。
ある程度まとまった段階でまたこのブログでも報告させていただくが、
弊社新宿および初台45Fのオフィスでは問題なく使用できている、というかすこぶる快適である。
もちろんオフィス内は社内ネットワークの無線LANが問題なく使えているが、
社外のサイトをみるときには、WiMAX経由の方が早い。
ちなみにこの写真は私の会社支給携帯X03HTからLive Mesh経由で自動的に同期されて
PCのフォルダにやってきた。ものの数秒、まさにno hands で便利である。
(日頃からMesh経由データ転送デモの都合で画素数を低めに設定しているため画像の粗さはご容赦いただきたい)
さて、クラウド時代となるとネットワーク接続が何らかの形で必要になってくる。
アプリケーション開発者が細かなチューニングポイントを意識せずとも大規模ファシリティに
支えられた圧倒的なスケーラビリティでパフォーマンスの問題を解決できたとしても、
ネットワークが貧弱では意味がない。
ただでさえ世界中のどこにあるかわからないデータセンターとの通信でレイテンシーが
気になることもあり、せめて管理可能なラストワンマイルには、ボトルネックにならない程度に
十分なパフォーマンスを求めたいところである。それが有線LANのあるオフィス内であれ、
外出時のモバイル環境であれ、配線をちらかしたくないホームユースであれ同様だ。
クラウドかつデバイス対応となれば高速モバイル環境は必須でなのある。
現状でももしかしたらGood Enoughなサービスが展開されているのかもしれないが、
WiMAXで解決される課題が上り下りの圧倒的なスピード改善なのか、そこから波及する他の要素なのか、
クラウド環境にどのような影響をもたらすのか、今後モニターとして協力しながら明らかにしてゆきたい。
それがなければせっかくの高い戦力も役に立たない、あるいは著しくパフォーマンスが低下するという点で、
通信ネットワークインフラはクラウド戦役において兵站、補給路にあたる非常に重要な要素といえる。
プレイ経験者は痛感していると思われるが、ギレンの野望では、補給線の確保は必須となる。
補給路が断たれればどんなに高性能なモビルスーツもただの鉄くず、いや、ガンダリウムγくず。
敵にキュベレイなどの高性能機が現れたら囮部隊で取り囲んで補給路を断ち、
消耗を待ってから撃破する、逆の場合にはそうさせないのが基本戦術である。
クラウド時代において、通信ネットワークインフラは補給路にあたるものといえる。
「クラウド」の著者小池氏も言及しておられたが、クラウドサービスを花開かせるため、
ITベンダーだけでなく、ネットワーク事業者の皆様とも協業を深めてゆきたいところである。
補給の目処さえつけば、最新鋭機で構成されるアーガマ隊は怖いものなしか。