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「仮想化」をキーワードに情報インフラの世界を考察します。

クラウド・ビジネスを胡散臭いと思い込んでいる人へ

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クラウドという言葉が使われ始めたのは2年以上も前からです。

そして今年はクラウド元年などとも呼ばれるほどの期待を業界人はしているわけですが、一方で、ITを利用するユーザ側にしてみれば、 そういった熱気が胡散臭い雰囲気に感じ取れてしまうように思えます。

一般に、モノの売り手と買い手の間に温度差があればあるほど、その温度差は顕著になってますます訝しがられるでしょうが、

このエントリーを読んだ方の一体何人がクラウド・コンピューティングというものを理解しているでしょうか。 従来からのグリッドコンピューティングと同じものだと思っているのであれば、それは正しい理解ではありません。

グリッドコンピューティングがハードウェアリソースに着目した分散技術であるのに対し、クラウド・ コンピューティングは分散であるか集中であるかを意識せずにサービスを提供する技術だと私は理解しています。

一見すると似たようなことを話しているように思えますが、 ハードウェアレイヤー中心であるものとサービスレイヤー中心にハードウェアやネットワークレイヤーも含めるものでは視点が大きく異なります。

クラウド・コンピューティングに対する適切な理解をするならば、オルタナブロガーで「『ビジネス2.0』の視点」 を書いている林さんの著書が参考になります。

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とても分かりやすくクラウドの話を書いているので、まだクラウド・コンピューティングやビジネスがピンときていない方にオススメです。

 

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