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ママトモの世界にもある報告・連絡・相談(ほうれんそう)

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ママトモの世界にもある報告・連絡・相談(ほうれんそう)

「ほうれんそう(報・連・相)」といえばビジネスパーソンの基本ともいうべきもの。報告、連絡、相談の頭文字をとった呼び方で、ビジネスコミュニケーションの中核をなすものです。ついついビジネスの現場だけに必要なものと錯覚しがちですが、そもそも「報・連・相」がなぜ必要であるかを考えれば、日常生活にも求められることに気付くはずです。

この「報・連・相」を非常に重視するコミュニティが日常生活にあります。それは「ママトモ」です。

ママトモというのは、幼い子供を介した親同士のコミュニケーションから発達した交友関係を指しますが、このママトモの世界がビジネスの現場も真っ青の厳しい「報・連・相」を要求してくるのです。

例えば、バスで幼稚園に通園している子供を抱えている家があったとしましょう。幼稚園バスの停留所は決まっていますから、そこからバスに乗るために、複数の子供とその親(一般的に母親)が集まってきます。これが毎日繰り返されれば、その停留所に集まる親同士がママトモとなって情報交換をするようになるわけです。

ある日、ママトモの一人が直接子供を幼稚園に引き取りに行って、停留所にこなかったとしましょう。事前に他のママトモへこのことを伝えていなかったら大変です。

「今日、バス停に来なかったけど、何かあったの?」
「もしかしてお稽古でもはじめた?」
「うちの子にもやらせたいな、良かったら紹介して」

夕方に電話があるかもしれませんし、少なくとも翌日会ったときに必ず聞かれます。そして、事情聴取よろしく洗いざらい白状させられるのです。ひどい場合、「そういうときは心配するから一言声を掛けてよね!」と何故か怒られてしまうことも。こういったやり取りに辟易してママトモ関係が壊れていくこともよくある話です。

 ●報告:直近の活動予定とその実績を報告せよ
 ●連絡:予定に変更があれば逐次連絡せよ
 ●相談:活動に問題が生じたら必ず相談せよ

上記の3点はビジネスにも共通するポイントですよね。ママトモの世界はとても厳しい「報・連・相」の世界です。幼い子供を抱えたご家庭の奥様方は、旦那が会社で要求されることと勝るとも劣らないコミュニケーションを要求されているというわけですから、世の中の旦那様はそれを理解し、奥様方のコミュニケーションストレスの愚痴を是非聞いてあげてください。

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