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リスナー、アーティスト、ビジネスの3つの視点で音楽の未来を考えます

音楽の一大フェスティバル、SXSWが米オースティンで開催中。

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SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)という音楽の一大フェスティバルが米国オースティンで開催されています。

http://sxsw-asia.com/

僕は行った事ないのですが、世界中のメジャー・インディー問わず多数のアーティストが出るイベントで、仏カンヌのMIDEM(ミディム)、独ベルリンのPOPKOMM(ポプコム)と並ぶ世界3大国際音楽産業見本市の一つとして位置づけられているようです。

音楽フェスとしても大きなイベントですが、アーティストが直接ライブで業界関係者にアピールできるイベントでもあるというのが大きな特長だと思います。そしてインディーズアーティストが、有名なメジャーアーティストと同じ立場でステージに立つチャンスがあるというのも非常に大きいと思います。


過去にライブを行った日本のアーティストを見ると、cocco、NUMMBER GIRL、ORIGINAL LOVE、LOVE PSYCHEDELICO、氣志團と、皆が知っているようなアーティストも多数出演していますね。

http://sxsw-asia.com/history.html

実はmonstar.fm の登録アーティストからも、mothercoat というバンドが今年のSXSWに出演するようです。是非、頑張ってきて欲しいですね。


こういったチャンスが独立系アーティストにもある一方で、情報を持っているかどうか、そしてその上で戦略的に活動するかどうかがアーティストにとって大切になってきていることは事実だと思います。もちろんアーティストとしてのパフォーマンス、音楽のクオリティ等は重要ですが、活動手段に対する選択肢が増えてきた分、自らをどうマネージするかも非常に重要になってきていると思います。事務所やレーベルに頼るという手もありますが、事務所やレーベルにも活動範囲や方法に温度差が出てきているという気がしています。何がいいのか正解の分からない、本当に複雑な時代ですね。


ということで話が脱線してしまいましたが、今年もSXSWで素晴らしいアーティストが世の中に広まっていく場になればいいなぁと願っています。来年からはSXSWも見にいきたいですね。

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