MVCの親Trygve Reenskaug氏
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MVC(Model View Controller)を考案したノルウェーのTrygve氏が新しくDCIを考案している。考えたいたSOA構造を類似しているのと、SOAの間違った考えをもっている人が多いので、DCIに移る予定。既にTrygve氏は年配だ。普通なら定年してゆっくり隠居生活をしていても変ではないが、Trygve氏によると、自分のおじいさんが90歳になってから林檎の木を植えたいと言い出したとき、親戚の皆が実がなるまでに10年は掛かるので植える意味がないと反論したそうだ。自分も同じように今の歳でも新しいことの研究を続けるという。
Alexanderも建築の技術よりもエンドユーザが考えていることを中心に語るように、Trygve氏もコンピュータを技術的に語るよりもエンドユーザの立場から考える。SOAも同じようなことを言う人は大勢いるが、Trygve氏の場合は人がどのように考えるのかから始まる。プログラムというのはエンドユーザにサービスを与えるものと考える。認知科学的にどのようにサービスを与えたらよいのかが問題である。SOAで多くの人がビジネスユーザ中心に考えるといいながら、実際は技術的に考えている人が多い。そのためにSOAは失敗していると思う。
DCIの実装の仕方を考えられているJames Coplien氏も言われていたが、コンピュータをするなら認知科学も勉強された方がよい。
雑談になるが、DCIはTrygve氏、Coplien氏とRDDのRebecca Wirfs-Brock氏が船の上で雑談していて、考えがまとまり始めたそうだ。そのために、DCIをするならRDDもついでに勉強した方がよい。
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