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電波が良いなら、SIMロック解除してもイイんだよね?

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と、宣伝モードはこれぐらいにして、自分自身のメモ的にSIMロック解除について。

ドコモのSIMフリー化に関して色々な議論があるけれど、あれは元々、総務省がSIMフリー化に関するヒアリングを行い、その後、強制ではないけど強い要望という形で携帯電話事業者にSIMロック解除を要望したのがきっかけですよね。

SIMフリー化に関しては、フィーチャーフォンのハードウェアが、各社ネットワークサービスとタイトに統合されているので、たとえ他社SIMを挿しても、本来の機能はほとんど使えないとか、挿した事業者のSMSやMMSが使えないとか、色々な事が指摘されていました。実際のところサポートをどうするんだとか(ドコモ系列店が売ったものをソフトバンクのネットワークで使った場合のトラブルはどう処理するとか)、色々面倒な事もあるので、そう簡単にSIMフリーにしてね。了解、すぐにしますよ、とは言えなかったという側面もあると思います。

ただ、これだけスマートフォンの割合が増えてくると、大抵の機能はインターネット経由で使えてしまうわけで、単に海外で高いローミングサービスを使わずに済む、という話ではなくなるわけですし、ドコモにとってはさほどマイナスにならないだろう、ということで対応したように思います。

ドコモのパケット定額も値下げでソフトバンクモバイルのものに近くなりましたし、エリアはもちろん、現時点で都心部でのパケットの流れ方もドコモの方が余裕があると思います。それにガラケー機能を持つAndroid機も増加して、フェリカ機能もi-modeメールも使えるようになり、徐々にガラケーのエコシステムをAndroidの中に構築してきました(もちろん他の事業者もやってますけど、一番進んでいるんじゃないかな)。

そんなわけで、SIMフリーにしたからといって、何か大きな流れが変化するとは思わないのだけど、ソフトバンクに対する風当たりはやや強くなるかもしれません。端末買い切りの料金プランであれば、あるいは縛り期間を終えた後ならば、端末ハードウェアは完全にユーザーのものです。
SIMロック込みで販売しているものなのだから、ロックを外す理由はないと言われればその通りですが、総務省もSIMロック外してよ!と言っている中で、外さないのはなぜ?というと、合理的な理由を見つけることは難しいのでは。

公共資源である電波帯域を安価に割り当てられ、そこでビジネスをしている携帯電話事業者には、電波帯域を有効に活用する義務があります。その義務を果たして、パフォーマンスと価格のバランスが良い事業を展開しているなら(必ずしも品質だけが重要なわけではありません。実際、以前アンケートを採った結果によると、ソフトバンクモバイルの方が価格が安いから家族でスマホ使うならソフトバンクモバイルだ!といっている人が少なくありませんでした)、ユーザーが買い切った端末のSIMロックを解除する事に抵抗はないはずです。
だって今や端末とネットワークサービスの会計は、まったく別々になっているハズなのだし、毎年のように基地局倍増、ネットワーク増強とやっていながら、過去最高益を出しているソフトバンクモバイルは、まだ投資余力がおありなんですよね。まだ何か問題でもあるのかしら。

というわけで、ドコモが何を考えてSIMロック解除に応じていようが、原則論から言えば、ソフトバンクモバイルがSIMロック解除を抵抗する理由はありません。いや、実際にはiPhoneユーザーがドッと外に出て行く可能性もあるし(そもそもiPhoneもそろそろ別キャリアから出るかも)、嫌がるのは当たり前なのでしょうが。

ただ、電波改善を高らかに謳い、自分たちはユーザーサイドに立っているのだと言うのであれば、SIMロックぐらい、へへへのへっ!と外せると思うんですよね。

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