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争奪戦にはならなかったiPhone 3GSだけど

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日本で最初のiPhoneが発売された1年前ほどの争奪戦にはならなかったiPhone 3GSですが、まだ購入を迷っている人には、今回はオススメです。

スピードが上がり、一部に新しいコンポーネントも組み込まれている3GSですが、メカニカルな部分での構成は基本的に同じ。作り始めの昨年より、すでに生産ラインが落ち着いている今年はアップルが充分な数を量産する余裕があったのではないかな。1年前とは状況が異なるとはいえ、ソフトバンクも今回は充分な数を確保できたんでしょうね。

3G発売の時はバグあり、パフォーマンスに問題あり、アプリの動向も見通し不透明。しかし、パソコンで管理するデータや作業環境との親和性の高さから、個人的には使ってきましたが、他人に尋ねられたときには必ず「こういう人には……」と条件を付けながら、自分の環境では至便であると話すようにしてました。

でも、3GSは(おサイフケータイは使えませんが、それはまた別の話ということで)条件を付ける必要はなくなりました。パフォーマンスがカツカツの中で作られているアプリケーションが多いだけに、プロセッサ1.5倍、GPU合わせて2倍ぐらいの速度感を感じられる3GSは、いろんな意味でiPhoneを使う上でのストレスを大幅に削減してくれます。ゲームや画像を扱わない人も、安い8Gの3Gに手を出さず3GSにしましょう。

新機能の解説もたくさん出ていますが、あまり熟読する必要はありません。とにかく速くて快適。それだけで3GSは価格差以上の価値があります。

私も近所の店で予約無し、待ち時間なしで3GSを買うことができました。古い3Gは家人の手に。今日はそのセットアップや移行をしたり、使い方を教えたりですっかり一日が終わりましたが、両方を並べて使っていると、もう3Gを使いたいとは思わなくなってきます(なんてことは家人には言えませんが)。

トラディショナルなスタイルの携帯電話が好きな人には勧めませんが、スマートフォンをパーソナルに使いたい人(ビジネスのみに特化する場合はまたちょっと話が変わってきますけど)には文句なしにオススメできるぐらいまで、完成度は上がったという印象です。

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