HOME'Sマーケットレポート　2010年12月度　京阪神

» 2011/02/01

12月のHOME'Sマーケットレポート、京阪神版では、景気が少しづつ立ち直りを見せる中、住宅市場では新築に主役の座が戻りつつあるようです。これまで中古物件の割安感から人気のあるエリアを中心に値上がりを見せていましたが、ここにきて下落傾向が見えてきました。

売買土地問合せ物件の、京阪神の平均坪単価が2ヶ月続いて力強く上昇しているのは、新築志向が強まったいることの表れと言えます。


■HOME'Sマーケットレポート2010年12月度　京阪神：賃貸

賃貸マンション掲載物件では、京阪神の平均敷金が前月に比べて▲21.7ポイント、平均礼金が▲9.6ポイントでした。

賃貸マンションは、各府県でも平均敷金、平均礼金がすべて前月に比べて下落しています。

賃貸マンションの問合せ物件では、京阪神の平均敷金は、前月に比べて＋13.6ポイントと、掲載物件平均とは逆に上昇していますが、掲載物件の平均を上回っているわけではありません。

賃貸アパート問合せ物件の京阪神平均敷金は▲29.8ポイントと大きく下落しています。これは敷金0物件への問合せが増加していることが原因です。


■HOME'Sマーケットレポート2010年12月度　京阪神：流通マンション

売買マンション掲載物件では、大阪府の築10年未満および築10年以上で、平均坪単価が前月に比べて上昇し、兵庫県では逆に前月に比べて下落しました。

売買マンション問合せ物件では、築10年未満で、京阪神の平均坪単価が前月に比べて▲7.6ポイントとなり、築10年以上でも前月に比べて▲10.9ポイントと前月に引き続き大きく下落しています。


■HOME'Sマーケットレポート2010年12月度　京阪神：流通一戸建て

売買一戸建て掲載物件の築10年未満では、京阪神の平均坪単価および平均価格が、前月と比べた下落が4ヶ月も続いています。

問合せも軟調です。売買一戸建て問合せ物件の築10年以上では、京阪神の平均坪単価が前月に比べ▲14.5ポイント、平均価格も前月に比べ▲25.3ポイントという状況です。


■HOME'Sマーケットレポート2010年12月度　京阪神：流通土地


売買土地掲載物件は、各府県で平均坪単価が前月に比べて下落しました。

ところが売買土地問合せ物件では、京阪神の平均坪単価が前月に比べて＋8.0ポイントと上昇。前月も前々月と比べて8ポイント以上上昇しています。各府県ごとの平均坪単価も、前月と比べて上昇が継続しました。京阪神で唯一堅調なのは売買土地という状況です。


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