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アジャイルに行こう!

SD Times に「かんばん」とTRICHORDの記事。

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米国のソフトウェア開発に関するニュース誌、「SD Times」に、ぼくのインタビュー記事がでました。これは、SDBPに展示したTRICHORDを気に入ってくれた同誌の記者が、編集長に電話でつないでくれたのです。

http://www.sdtimes.com/article/LatestNews-20071001-09.html

概要を日本語で。。。


「リーン開発の実践」 (「かんばん」でしょ!?)
 -日本企業がトヨタ生産方式をソフトウェアに適用

by デビッド・ルビンスタイン

10/4, 2007 自動車の生産とソフトウェア開発の共通点とは?日本企業、チェンジビジョン社が、かんばんのコンセプトを語ってくれた。

かんばんは日本語で「看板」(立て札や信号)を意味するのだが、トヨタ生産方式ではプル生産のツール。これを使って、顧客が必要なものを必要なときに必要なだけ作ることを実践する。チェンジビジョンはこのコンセプトをソフトウェア開発に適用したいと考えている。つまり、ユーザが欲しい、と定義した機能だけをソフトウェアに追加するのだ。

「かんばんを作業のチケットとして使うことで、仕事が自律的(self-directing)になります。」チェンジビジョンのCEO、平鍋健児はこう説明する。チェンジビジョンは、9月中旬にボストンで開かれた、SD Best Practices イベントにてはじめてこの製品を米国でアジャイルプロジェクト管理ツールとしてお披露目した。

「トヨタ生産方式では、下流工程から必要とされない限り、上流工程は生産してはいけないルール。」と平鍋氏は続ける。「プル生産が工程間のWIP(ウィップ=仕掛品)すなわち在庫の増加を防ぐのです。」トヨタ生産方式では、この在庫を最小限に保つ。「アジャイルソフトウェア開発でも、顧客が成果(価値)を定義し、プロジェクトチームから、この価値を引っ張りだす。すなわち、従来ソフトウェア開発が【分析-設計-製造-テスト】そして【顧客】と成果物を押し出していた方向の逆から、引っ張るのだ。

従来の大量に作って押し出すプッシュ型の手法では、不要なコード、不要な機能、仕掛の機能、…すなわち過剰な在庫が開発プロジェクトの中にたまる。「開発中在庫、をなくすことがゴール。」と平鍋氏。

「かんばんをソフトウェア開発に使うことで、『顧客価値のある』ソフトウェアを作ることができるはずです。これは、リーン生産方式と同じコンセプト。顧客価値以外をムダと捉えます。」平鍋氏はリーン生産をソフトウェアに取り入れることに情熱を注いでおり、Mary/Tom Poppendieck のこの分野での重要な出版物「リーンソフトウェア開発」を日本語に訳した。

TRICHORDは、ソフトウェア開発で「機能」や「タスク」の進捗を時間軸上に貼り付け、「かんばん」スタイルで見える化する、シンプルなプロジェクト管理ツール。かんばんの他にも、「バーンダウンチャート」や「パーキングロット」と呼ばれるプロジェクト状況を俯瞰するチャートを持っている。さらに、オープンソースのTracとも連動。あるタスクがTracのチケットと連動していれば、かんばんカード上に、Tracのアイコンマークがつく。

さらに、「ニコニコカレンダー」とい、日本から直輸入された機能もユニーク。チームメンバーの日々のムードを、にこにこマークのアイコンでトレースし、そこに、各自がコメントできる。「7時間ぶっつづけで働いて、疲れた!」なんてコメントがあったら、マネジャは、メンバーと話をしに行かないとね。


電話で30分、一生懸命、英語でコンセプトを説明したが、こんなにいい記事になるなんて!今日この記事を見つけてとてもうれしかった。

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